認知症は代表的な4種類に分けられています。原因も同じではなく、それぞれの認知症に違いがあります。
1、認知症とは
なんらかの原因により認知機能が低下することで日常生活に支障がある状態です。
発症した年齢が65歳以上の場合は「認知症」65歳未満の場合は「若年性認知症」となります。
認知症の代表は「アルツハイマー型認知症」「血管性認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型認知症」の4種類があります。
この4種類以外にもさまざまな原因による認知症があります。
- 神経変性疾患
- アルツハイマー型
- レビュー小体型
- 前頭側頭型
- 大脳皮質基底変性症
- 脳血管疾患
- 脳卒中
- ビンスヴァンガー病
- 炎症疾患
- 細菌性脳炎
- ウイルス性脳炎
- クロイツフェルト・ヤコブ病
- 外傷性疾患
- 頭部外傷
- 正常圧水頭症
- その他の疾患
- 脳腫瘍
- 甲状腺機能低下症
- 肝不全
- 腎不全
- 呼吸不全
- ビタミン欠乏症
- 中毒症
他にも沢山あるのだ
1).アルツハイマー型認知症
認知症の中で最も多いのがアルツハイマー型認知症になります。
アミロイドβという異常なタンパク質が脳内にたまることで神経細胞が変性し萎縮することが主な原因とされていますが詳しくは解明されていません。
海馬から萎縮が始まり、徐々に脳全体に広がります。
2).血管性認知症
脳卒中が原因になります。
脳卒中についてまとめてあるのだ
脳卒中により障害された部位により症状が異なります。
一部の認知機能が保たれている「まだら認知症」が特徴になります。
アルツハイマー型認知症と合併していることが多くあります。
3).レビー小体型認知症
タンパク質の塊であるレビー小体が大脳皮質にある神経細胞にできます。
このタンパク質が神経細胞にダメージを与えることで神経細胞が減少することが原因とされていますが詳しくは解明されていません。
パーキンソン病もレビー小体が原因の1つと考えられています。
そのためパーキンソン症状があらわれます。
まとめてあるのだ
4).前頭側頭型認知症
異常なタンパク質により前頭葉や側頭葉が萎縮することが原因とされていますが詳しくは解明されていません。
2、症状
認知症の症状は脳神経細胞が障害されることで生じる中核症状と環境的、身体的、心理的などが原因で生じる周辺症状があります。
4種類ある認知症の症状は同じではなくそれぞれに特徴があります。
まとめてあるのだ