看護学生の頃「脳卒中」「脳梗塞」「脳出血」それぞれの違いが良くわかっていなかったのでまとめました。
脳卒中は脳梗塞、脳出血と、どのように違っているのか。
意外と知らない脳卒中の種類。
脳卒中と脳梗塞、脳出血ってどう違うのだ?
1、脳卒中とは
脳梗塞や脳出血などを総称して脳卒中といいます。
脳卒中は脳血管障害とも言われます。
大きく3種類に分けることができます。
脳卒中は総称のことなのだ
1).脳梗塞
何らかの原因により脳の動脈が詰まります。
動脈が詰まることで血液に含まれる栄養や酸素などが脳細胞に行き渡らなくなり壊死する状態です。
脳梗塞は大きく4種類に分けることができます。
ラクナ梗塞
脳の細い動脈が詰まる
アテローム血栓性脳梗塞
脳の比較的大きい動脈が詰まる
心原性脳塞栓症
心臓から血栓が脳の動脈に飛び詰まる
その他の脳梗塞
凝固因子異常や血管炎などがあります。
脳梗塞について詳しくまとめてあるのだ
2).脳出血
何らかの原因により脳の血管が破れて脳の中に出血を起こした状態です。
出血した血液が塊になることを血腫といいます。
血腫が脳内にできることで脳に直接ダメージを与えます。
血腫が大きくなったり脳浮腫により頭蓋内圧が高くなると脳が圧迫されてダメージを与えます。
脳出血について詳しくまとめてあるのだ
3).くも膜下出血
くも膜と軟膜の間の空間をくも膜下腔と呼びます。
何らかの原因により脳の血管が破れてくも膜下腔に出血を起こした状態です。
ほとんどの原因が脳動脈瘤破裂によるもので80〜90%といわれています。
くも膜下出血について詳しくまとめてあるのだ
2、原因
脳の動脈が詰まれば脳梗塞となります。
血管が破れ出血すれば脳出血やくも膜下出血となります。
生活習慣や疾患、遺伝などにより脳卒中のリスクは高まります。
生活習慣を見直すのだ
3、症状
脳卒中の症状は障害される場所や時間の経過により変わります。
まずは脳卒中かもしれないと疑える症状をまとめました。
これらの症状は徐々に、または突然に起こります。
少しでも脳卒中を疑ったらすぐに病院に行くのだ
1).しびれや脱力感
顔や手足のしびれ、脱力感。
特に片側に症状が出現する。
2).言語障害
言葉が障害されている。
混乱状態にみえたり舌がもつれる感覚。
他にも相手の言葉が理解できない、言いたいことが言えない。
3).視力障害
眼が見えなくなる。
片側や両側が見えなくなったり見えにくくなる。
4).歩行障害
めまいなどにより歩行ができなくなる。
5).疼痛
原因不明の激しい頭痛の出現。
早期発見、早期治療をすることで障害を少なくできるのだ