「筋肉」は看護師国家試験では比較的、出題されています。簡単な問題から難しく感じる問題まで幅広くあります。
筋肉は「横紋筋」「平滑筋」「骨格筋」「心筋」などの種類やどれが「随意筋」「不随意筋」であるかをしっかりと覚えましょう。
1、種類
筋肉は主に「横紋筋」「平滑筋」の2種類に分けられます。
1).横紋筋
横紋筋は「骨格筋」「心筋」があります。
骨格筋
骨格筋は姿勢保持や身体動作などで使う筋肉のことです。
一般的に筋肉と呼ばれ、両端には腱があり骨に結合しています。
骨格筋は運動神経支配であるため自分の意識で動かすことができます。
主な役割は「運動」「姿勢保持」「関節の安定」「熱産生」をすることです。
熱産生について詳しくまとめてあるのだ
心筋
心筋は心臓を動かすための筋肉のことです。
固有心筋と特殊心筋の2つに分けられます。
固有心筋はいわゆる普通の心筋で心筋層全体を構成して心臓を収縮させます。
特殊心筋は部位が決まっていて拍動のリズムを決めます。
- 特殊心筋
- 洞房結節「右心房」
- 房室結節「右心房下部」
- ヒス束
- 右脚・左脚
- プルキンエ線維
心臓は横紋筋ですが自律神経の支配を受けているため、自分の意志で動かすことができない「不随意筋」になります。
心臓の解剖についてまとめているのだ
2).平滑筋
平滑筋は自律神経の支配を受けているため、自分の意志で動かすことができない「不随意筋」になります。
中空臓器として全身に存在しています。
2、過去の問題
過去の問題を見てみます。
過去問「一般」
眼の遠近調節を行う筋はどれか。
- 下斜筋
- 下直筋
- 毛様体筋
- 上眼瞼挙筋
- 瞳孔括約筋
3.毛様体筋
過去問「一般」
複数の筋腹が腱で直列につながっている筋はどれか。
- 咬筋
- 上腕二頭筋
- 腹直筋
- 大腿四頭筋
3.腹直筋
過去問「一般」
咀嚼筋はどれか。
- 頰筋
- 咬筋
- 口輪筋
- 胸鎖乳突筋
2.咬筋
過去問「一般」
固有心筋の特徴はどれか。
- 平滑筋である。
- 骨格筋よりも不応期が短い。
- 活動電位にプラトー相がみられる。
- 筋層は右心室の方が左心室より厚い。
3.活動電位にプラトー相がみられる。
過去問「一般」
筋収縮で正しいのはどれか。
- 筋収縮はミオシンの短縮である。
- アクチンにATP分解酵素が存在する。
- α運動ニューロンは筋紡錘を興奮させる。
- 筋小胞体からカルシウムイオンが放出される。
4.筋小胞体からカルシウムイオンが放出される。
ポイントは難しいことは過去の問題を丸暗記しましょう。
心臓の仕組みを深く理解するのに時間をかけるのであれば、過去の問題を丸暗記する方が効率が良いです。
3、追加問題
肘関節を伸展させる筋肉はどれか。
- 三角筋
- 大胸筋
- 上腕三頭筋
- 上腕二頭筋
3 上腕三頭筋
勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ