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【プロフィール】
竜

この記事を書いた人

趣味 :アニメ鑑賞、ギター演奏
職業 :現役看護師として活躍中!
職業歴:営業職、管理職、医療事務職などの経験を得て准看護師となる。
その後、准看護師で働きながら看護師となる。

自分が学生時代に無料で勉強したい!実習中にこんな情報が欲しい!と思っていたので、2020.01にブログ開設しました。

看護師を目指す方に少しでも役に立てたら幸いです。

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【第106回・午後】2017年看護師国家試験!解答付き!

過去の看護師国家試験を解いて傾向を知り対策をすると合格率が高くなります。平成29年2月19日(日)に実施した看護師国家試験です。

平成29年2月16日(木)に実施した第100回助産師国家試験、平成29年2月17日(金)に実施した第103回保健師国家試験、平成29年2月19日(日)に実施した第106回看護師国家試験の問題および正答を公開する。

厚生労働省より

この記事では看護師国家試験のみ、まとめてあります。

1〜25問が必修問題、26〜90問が一般問題、91〜120問が状況設定問題とされていますが正式な発表はされていません。

合格基準

  • 必修問題:40点以上/50点
  • 一般問題・状況設定問題142点以上/2点
竜

看護師国家試験の対策もあるのだ

まだ、覚えてない方は見てみると良いのだ


 
 

1、必修

1問

日本の平成26年(2014年)の死亡数はどれか。

  1. 約47万人
  2. 約87万人
  3. 約127万人
  4. 約167万人

3.約127万人

2問

平成25年(2013年)の国民健康・栄養調査による40歳代男性の肥満者の割合に最も近いのはどれか。

  1. 15%
  2. 35%
  3. 55%
  4. 75%

2.35%

3問

光化学オキシダントの原因物質はどれか。

  1. ヒ素
  2. フロン
  3. 窒素酸化物
  4. ホルムアルデヒド

3.窒素酸化物

4問

後期高齢者医療制度が定められているのはどれか。

  1. 医療法
  2. 健康保険法
  3. 高齢社会対策基本法
  4. 高齢者の医療の確保に関する法律

4.高齢者の医療の確保に関する法律

5問

国際看護師協会〈ICN〉による看護師の倫理綱領における看護師の基本的責任はどれか。

  1. 疾病の回復
  2. 医師の補助
  3. 苦痛の緩和
  4. 薬剤の投与

3.苦痛の緩和

6問

肺サーファクタントの分泌によって胎児の肺機能が成熟する時期はどれか。

  1. 在胎10週ころ
  2. 在胎18週ころ
  3. 在胎26週ころ
  4. 在胎34週ころ

4.在胎34週ころ

7問

入院患者の与薬時に誤認を防止するために確認するのは患者の名前とどれか。

  1. 診察券
  2. お薬手帳
  3. 健康保険証
  4. ネームバンド

4.ネームバンド

8問

基礎代謝量が最も多い時期はどれか。

  1. 青年期
  2. 壮年期
  3. 向老期
  4. 老年期

1.青年期

9問

介護老人保健施設の設置目的が定められているのはどれか。

  1. 介護保険法
  2. 健康保険法
  3. 地域保健法
  4. 老人福祉法

1.介護保険法

10問

病床数300床以上の医療機関で活動する感染制御チームで適切なのはどれか。

  1. 医師で構成される。
  2. 各病棟に配置される。
  3. アウトブレイク時に結成される。
  4. 感染症に関するサーベイランスを行う。

4.感染症に関するサーベイランスを行う。

11問

神経伝達物質はどれか。

  1. アルブミン
  2. フィブリン
  3. アセチルコリン
  4. エリスロポエチン

3.アセチルコリン

12問

キューブラー・ロス, E.Kübler-Ross, E. による死にゆく人の心理過程で第2段階はどれか。

  1. 死ぬことへの諦め
  2. 延命のための取り引き
  3. 死を認めようとしない否認
  4. 死ななければならないことへの怒り

4.死ななければならないことへの怒り

13問

下血がみられる疾患はどれか。

  1. 肝囊胞liver cyst
  2. 大腸癌colorectal cancer
  3. 卵巣癌ovarian cancer
  4. 腎盂腎炎pyelonephritis

2.大腸癌colorectal cancer

14問

無尿の定義となる1日の尿量はどれか。

  1. 0mL
  2. 100mL未満
  3. 400mL未満
  4. 700mL未満

2.100mL未満

15問

飛沫感染するのはどれか。

  1. 疥癬scabies
  2. コレラcholera
  3. A型肝炎hepatitis A
  4. インフルエンザinfluenza

4.インフルエンザinfluenza

16問

水痘varicellaの症状はどれか。

  1. 耳下腺の腫脹
  2. 両頰部のびまん性紅斑
  3. 水疱へと進行する紅斑
  4. 解熱前後の斑状丘疹性発疹

3.水疱へと進行する紅斑

17問

血漿と等張のブドウ糖溶液の濃度はどれか。

  1. 5%
  2. 10%
  3. 20%
  4. 50%

1.5%

18問

ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉で「刺激しても覚醒せず痛み刺激に対して払 いのけるような動作をする」と定義されるのはどれか。

  1. Ⅰ- 3
  2. Ⅱ- 20
  3. Ⅲ- 100
  4. Ⅲ- 300

3.Ⅲ- 100

19問

グリセリン浣腸を実施する際、腸管穿孔の危険性が最も高い体位はどれか。

  1. 立位
  2. 仰臥位
  3. 腹臥位
  4. 左側臥位

1.立位

20問

体位を図に示す。

Sims〈シムス〉位はどれか。

1.

21問

Kaup〈カウプ〉指数の計算式はどれか。

1.

22問

針刺し事故によって感染するのはどれか。

  1. RSウイルス
  2. B型肝炎ウイルス
  3. ヘルペスウイルス
  4. サイトメガロウイルス

2.B型肝炎ウイルス

23問

氷枕の作り方で適切なのはどれか。

  1. 氷を隙間なく入れる。
  2. 濡れたタオルで覆う。
  3. 内部の空気は残しておく。
  4. 水漏れがないことを確認する。

4.水漏れがないことを確認する。

24問

一次救命処置時の成人への胸骨圧迫の深さで適切なのはどれか。

  1. 2〜3cm
  2. 5〜6cm
  3. 8〜9cm
  4. 11〜12cm

2.5〜6

25問

災害時に最も優先して治療を行うのはどれか。

  1. 脱臼dislocation
  2. 気道熱傷burn of the respiratory tract
  3. 足関節捻挫ankle sprains
  4. 過換気症候群hyperventilation syndrome

2.気道熱傷burn of the respiratory tract


 

2、一般

26問

刺激伝導系でないのはどれか。

  1. 腱索
  2. 洞房結節
  3. 房室結節
  4. Purkinje〈プルキンエ〉線維

1.腱索

27問

アルドステロンで正しいのはどれか。

  1. 近位尿細管に作用する。
  2. 副腎髄質から分泌される。
  3. ナトリウムの再吸収を促進する。
  4. アンジオテンシンⅠによって分泌が促進される。

3.ナトリウムの再吸収を促進する。

28問

慢性閉塞性肺疾患chronic obstructive pulmonary diseaseについて正しいのはどれか。

  1. 残気量は減少する。
  2. %肺活量の低下が著明である。
  3. 肺コンプライアンスは上昇する。
  4. 可逆性の気流閉塞が特徴である。

3.肺コンプライアンスは上昇する。

29問

腰椎椎間板ヘルニアlumber disc herniationで正しいのはどれか。

  1. 高齢の女性に多発する。
  2. 診断にはMRIが有用である。
  3. 好発部位は第1・2腰椎間である。
  4. 急性期では手術による治療を行う。

2.診断にはMRIが有用である。

30問

配偶者暴力相談支援センターの機能はどれか。

  1. 一時保護
  2. 就労の仲介
  3. 外傷の治療
  4. 生活資金の給付

1.一時保護

31問

【不適切問題】

  • 設問に不適切があるため。
  • 選択肢に誤りがあり正解が得られないため。

施行日が最も新しい法律はどれか。

  1. 高齢社会対策基本法
  2. 高齢者の医療の確保に関する法律
  3. 高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律
  4. 地域における医療及び介護の総合的な確保を促進するための関係法律の整備等に関する法律

解答なし

32問

保健師助産師看護師法に定められているのはどれか。

  1. 免許取得後の臨床研修が義務付けられている。
  2. 心身の障害は免許付与の相対的欠格事由である。
  3. 看護師籍の登録事項に変更があった場合は2か月以内に申請する。
  4. 都道府県知事は都道府県ナースセンターを指定することができる。

2.心身の障害は免許付与の相対的欠格事由である。

33問

【不適切問題】

  • 複数の正解があるため。

患者の情報の取扱いについて正しいのはどれか。

  1. 看護師の守秘義務は医療法で規定されている。
  2. 統計的に処理された情報から患者個人を特定できる。
  3. 利用目的が明確であっても患者の情報の活用は制限される。
  4. 転院先の病院と患者の情報を共有する場合は患者の同意が必要である。

3.利用目的が明確であっても患者の情報の活用は制限される。

4.転院先の病院と患者の情報を共有する場合は患者の同意が必要である。

34問

車椅子による移送で適切なのはどれか。

  1. エレベーターの中で方向転換する。
  2. 急な下り坂では前向きに車椅子を進める。
  3. ティッピングレバーを踏み、段差を乗り越える。
  4. 移乗する前にフットレスト足のせ台を下げる。

3.ティッピングレバーを踏み、段差を乗り越える。

35問

病室環境に適した照度はどれか。

  1. 100〜200ルクス
  2. 300〜400ルクス
  3. 500〜600ルクス
  4. 700〜800ルクス

1.100〜200ルクス

36問

検査の目的と採尿方法の組合せで正しいのはどれか。

  1. 細菌の特定───中間尿
  2. 腎機能の評価───杯分尿
  3. 肝機能の評価───24時間尿
  4. 尿道の病変の推定───早朝尿

1.細菌の特定───中間尿

37問

職業病や労働災害の防止、より健康的な労働環境の確保および労働者の健康の向上を目的としている法律はどれか。

  1. 労働組合法
  2. 労働基準法
  3. 労働安全衛生法
  4. 労働関係調整法

3.労働安全衛生法

38問

合併症のない全身状態が良好な患者に対して、全身麻酔のための気管挿管を行い用手換気をしたところ、左胸郭の挙上が不良であった。

原因として考えられるのはどれか。

  1. 無気肺atelectasis
  2. 食道挿管
  3. 片肺挿管
  4. 換気量不足

3.片肺挿管

39問

脳出血cerebral hemorrhageの後遺症で左片麻痺と嚥下障害のある患者の家族に、食事介助の指導を行
うときの説明で適切なのはどれか。

  1. 「食材にこんにゃくを入れると良いですよ」
  2. 「体を起こしたら、左の脇の下をクッションで支えましょう」
  3. 「口の左側に食べ物を入れるようにしましょう」
  4. 「飲み込むときに咳が出なければ誤嚥の心配はありません」

2.「体を起こしたら、左の脇の下をクッションで支えましょう」

40問

自助具を図に示す。

関節リウマチrheumatoid arthritisによって肩関節に痛みがある患者の関節保護のための自助具として最も適切なのはどれか。

2.

41問

Aさん(59歳、女性)は、半年前に下咽頭癌hypopharyngeal cancerで放射線治療を受けた。

口腔内が乾燥し、水を飲まないと話すことも不自由なことがある。

Aさんに起こりやすいのはどれか。

  1. う歯
  2. 顎骨壊死
  3. 嗅覚障害
  4. 甲状腺機能亢進症hyperthyroidism

1.う歯

42問

1型糖尿病type1diabetes mellitusと診断された人への説明で適切なのはどれか。

  1. 自己血糖測定の試験紙の費用は医療保険の対象外である。
  2. 食事が摂取できないときはインスリン注射を中止する。
  3. 低血糖症状には振戦などの自律神経症状がある。
  4. 運動は朝食前が効果的である。

3.低血糖症状には振戦などの自律神経症状がある。

43問

アレルギー性鼻炎allergic rhinitisについて正しいのはどれか。

  1. 食後に症状が増悪する。
  2. IV型アレルギーである。
  3. スクラッチテストで原因を検索する。
  4. アレルゲンの除去は症状の抑制に有効である。

4.アレルゲンの除去は症状の抑制に有効である。

44問

他動運動による関節可動域〈ROM〉訓練を行うときの注意点で適切なのはどれか。

  1. 有酸素運動を取り入れる。
  2. 等尺性運動を取り入れる。
  3. 近位の関節を支持して行う。
  4. 痛みがある場合は速く動かす。

3.近位の関節を支持して行う。

45問

Aさん(80歳、女性)は、要介護2となったため長男家族(長男50歳、長男の妻45歳、18歳と16歳の孫)と同居することとなった。

在宅介護はこの家族にとって 初めての経験である。

Aさんの家族が新たな生活に適応していくための対処方法で最も適切なのはどれか。

  1. 活用できる在宅サービスをできる限り多く利用する。
  2. 家族が持つニーズよりもAさんのニーズを優先する。
  3. 介護の負担が特定の家族に集中しないように家族で話し合う。
  4. 10代の子どもを持つ家族の発達課題への取り組みを一時保留にする。

3.介護の負担が特定の家族に集中しないように家族で話し合う。

46問

平成24年(2012年)の就業構造基本調査における65歳以上75歳未満の高齢者の就業について正しいのはどれか。

  1. 女性では就業している者の割合は40%以上である。
  2. 就業していない者よりも就業している者の割合が多い。
  3. 就業していない者のうち40%以上が就業を希望している。
  4. 就業している者のうち非正規職員・従業員の割合は成人期より多い。

4.就業している者のうち非正規職員・従業員の割合は成人期より多い。

47問

高齢者施設に入所中のAさん(78歳、女性)は、長期間寝たきり状態で、便秘傾向のため下剤を内服している。

下腹部痛と便意を訴えるが3日以上排便がなく、浣腸を行うと短く硬い便塊の後に、多量の軟便が排泄されることが数回続いている。

既往歴に、消化管の疾患やhemorrhoidはない。

Aさんの今後の排便に対する看護として最も適切なのはどれか。

  1. 直腸の便塊の有無を確認する。
  2. 止痢薬の処方を医師に依頼する。
  3. 1日の水分摂取量を800mL程度とする。
  4. 食物繊維の少ない食事への変更を提案する。

1.直腸の便塊の有無を確認する。

48問

老年期のうつ病depressionに特徴的な症状はどれか。

  1. 幻覚
  2. 感情鈍麻
  3. 心気症状
  4. 着衣失行

3.心気症状

49問

高齢者に術後の呼吸器合併症が発症しやすい理由で正しいのはどれか。

  1. 残気量の減少
  2. 肺活量の低下
  3. 嚥下反射の閾値の低下
  4. 気道の線毛運動の亢進

2.肺活量の低下

50問

学童期の肥満について正しいのはどれか。

  1. 肥満傾向児は肥満度30%以上と定義される。
  2. 肥満傾向児は高学年より低学年が多い。
  3. 肥満傾向児は男子より女子が多い。
  4. 成人期の肥満に移行しやすい。

4.成人期の肥満に移行しやすい。

51問

外性器異常が疑われた新生児の親への対応として適切なのはどれか。

  1. 出生直後に性別を伝える。
  2. 内性器には異常がないことを伝える。
  3. 出生直後に母児の早期接触を行わない。
  4. 出生届は性別保留で提出できることを説明する。

4.出生届は性別保留で提出できることを説明する。

52問

受胎のメカニズムで正しいのはどれか。

  1. 排卵は黄体形成ホルモン〈LH〉の分泌が減少して起こる。
  2. 卵子の受精能力は排卵後72時間持続する。
  3. 受精は卵管膨大部で起こることが多い。
  4. 受精後2日で受精卵は着床を完了する。

3.受精は卵管膨大部で起こることが多い。

53問

成熟期女性の受胎調節について適切なのはどれか。

  1. 経口避妊薬は女性が主導で使用できる。
  2. コンドーム法の避妊効果は99%以上である。
  3. 基礎体温法は月経が不順な女性に有用である。
  4. 子宮内避妊器具〈IUD〉は経産婦より未産婦に挿入しやすい。

1.経口避妊薬は女性が主導で使用できる。

54問

【不適切問題】

  • 設問が不適切で正解が得られないため。

災害後の成人にみられる防衛機制はどれか。

  1. 不安で眠れなくなる。
  2. 激しい怒りを表現する。
  3. 言動が子どものように幼くなる。
  4. 自分だけが無事で申し訳ないと思う。

解答なし

55問

Aさん(65歳、男性)は、胃癌gastric cancerを疑われ検査入院した。

入院時、認知機能に問題はなかった。

不眠を訴え、入院翌日からベンゾジアゼピン系の睡眠薬の内服が開始された。

その日の夜、Aさんは突然ナースステーションに来て、意味不明な内容を叫んでいた。

翌朝、Aさんは穏やかに話し意思疎通も取れたが「昨夜のことは覚えていない」と言う。

Aさんの昨夜の行動のアセスメントで最も適切なのはどれか。

  1. 観念奔逸
  2. 感情失禁
  3. 妄想気分
  4. 夜間せん妄

4.夜間せん妄

56問

2人以上の精神保健指定医による診察結果の一致が要件となる入院形態はどれか。

  1. 応急入院
  2. 措置入院
  3. 医療保護入院
  4. 緊急措置入院

2.措置入院

57問

Aさん(65歳、男性)は、肺気腫pulmonary emphysemaで在宅酸素療法を受けている。

ある日、Aさんの妻(70歳)から「同居している孫がインフルエンザinfluenzaにかかりました。

今朝から夫も体が熱く、ぐったりしています」と訪問看護ステーションに電話で連絡があったため緊急訪問した。

訪問看護師が確認する項目で優先度が高いのはどれか。

  1. 喀痰の性状
  2. 胸痛の有無
  3. 関節痛の有無
  4. 経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉

4.経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉

58問

地域包括ケアシステムについて正しいのはどれか。

  1. 都道府県を単位として構築することが想定されている。
  2. 75歳以上の人口が急増する地域に重点が置かれている。
  3. 本人・家族の在宅生活の選択と心構えが前提条件とされている。
  4. 地域特性にかかわらず同じサービスが受けられることを目指している。

3.本人・家族の在宅生活の選択と心構えが前提条件とされている。

59問

障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障害者総合支援法〉に基づいて、障害者が利用できるサービスはどれか。

  1. 育成医療
  2. 居宅療養管理指導
  3. 共同生活援助〈グループホーム〉
  4. 介護予防通所リハビリテーション

3.共同生活援助〈グループホーム

60問

Aさん(55歳、女性)は、夫と2人で暮らしている。

進行性の多発性硬化症multiple sclerosisで在宅療養をしている。

脊髄系の症状が主で、両下肢の麻痺、膀胱直腸障害および尿閉がある。

最近は座位の保持が難しく、疲れやすくなってきている。

排尿はセルフカテーテルを使用してAさんが自己導尿を行い、排便は訪問看護師が浣腸を行っている。

夫は仕事のため日中は不在である。

Aさんの身体状態に合わせた療養生活で適切なのはどれか。

  1. 入浴はシャワー浴とする。
  2. 介助型の車椅子を利用する。
  3. ベッドの高さは最低の位置で固定する。
  4. セルフカテーテルはトイレに保管する。

1.入浴はシャワー浴とする。

61問

医療の標準化を目的に活用されているのはどれか。

  1. コーピング
  2. クリニカルパス
  3. エンパワメント
  4. コンサルテーション

2.クリニカルパス

62問

Aさん(27歳、男性)は、地震によって倒壊した建物に下腿を挟まれていたが、2日後に救出された。

既往歴に特記すべきことはない。

注意すべき状態はどれか。

  1. 尿崩症
  2. 高カリウム血症
  3. 低ミオグロビン血症
  4. 代謝性アルカローシス

2.高カリウム血症

63問

災害医療におけるトリアージについて正しいのはどれか。

  1. 傷病者を病名によって分類する。
  2. 危険区域と安全区域を分けることである。
  3. 医療資源の効率的な配分のために行われる。
  4. 救命が困難な患者に対する治療を優先する。

3.医療資源の効率的な配分のために行われる。

64問

国際保健に関する機関について正しいのはどれか。

  1. 国際協力機構〈JICA〉は国境なき医師団の派遣を行う。
  2. 国連開発計画〈UNDP〉は労働者の健康保護の勧告を行う。
  3. 世界保健機関〈WHO〉は国際疾病分類〈ICD〉を定めている。
  4. 赤十字国際委員会〈ICRC〉は国際連合〈UN〉の機関の1つである。

3.世界保健機関〈WHO〉は国際疾病分類〈ICD〉を定めている。

65問

女性の骨盤腔内器官について腹側から背側への配列で正しいのはどれか。

  1. 尿道─肛門管─腟
  2. 腟─尿道─肛門管
  3. 肛門管─腟─尿道
  4. 尿道─腟─肛門管
  5. 腟─肛門管─尿道

4.尿道─腟─肛門管

66問

公的年金制度について正しいのはどれか。

  1. 学生は申請によって納付が免除される。
  2. 生活保護を受けると支給が停止される。
  3. 保険料が主要財源である。
  4. 任意加入である。
  5. 積立方式である。

3.保険料が主要財源である。

67問

健康に影響を及ぼす生活環境とそれを規定している法律の組合せで正しいのはどれか。

  1. 上水道───水質汚濁防止法
  2. 飲食店───食品衛生法
  3. 家庭ごみ───悪臭防止法
  4. 学校環境───教育基本法
  5. 住宅用の建築材料───環境基本法

2.飲食店───食品衛生法

68問

チェーンソーの使用によって生じるのはどれか。

  1. じん肺pneumoconiosis
  2. 視力低下
  3. 心筋梗塞myocardial infarction
  4. 肘関節の拘縮
  5. Raynaud〈レイノー〉現象

5.Raynaud〈レイノー〉現象

69問

Aさん(61歳、男性)は、水分が飲み込めないため入院した。

高度の狭窄を伴う進行食道癌advanced esophageal cancerと診断され、中心静脈栄養が開始された。

入院後1週、Aさんは口渇と全身倦怠感を訴えた。

意識は清明であり、バイタルサインは脈拍108/分、血圧98/70mmHgであった。

尿量は1,600mL/日で、血液検査データは、アルブミン3.5g/dL、AST〈GOT〉45IU/L、ALT〈GPT〉40IU/L、クレアチニン1.1mg/dL、血糖190mg/dL、Hb11.0g/dLであった。

Aさんの口渇と全身怠感の要因として最も考えられるのはどれか。

  1. 貧血
  2. 低栄養
  3. 高血糖
  4. 腎機能障害
  5. 肝機能障害

3.高血糖

70問

病的な老化を示すのはどれか。

  1. 肝臓の萎縮
  2. 動脈の粥状硬化
  3. 毛様体筋の機能低下
  4. 心筋の弾性線維の減少
  5. 膀胱の平滑筋の線維化

2.動脈の粥状硬化

71問

生後1か月の男児。

Hirschsprung〈ヒルシュスプルング〉病Hirschsprung diseaseと診断され、生後6日、回腸部にストーマ造設術を行った。

術後の経過は良好であり、退院に向けてス
トーマケアに関する指導を行うことになった。

母親に対する指導として適切なのはどれか。

  1. 「面板をはがした部位はタオルで拭いてください」
  2. 「ストーマ装具の交換は授乳直後に行ってください」
  3. 「ストーマから水様の便が出る時は受診してください」
  4. 「ストーマ装具の交換は滅菌手袋を装着して行ってください」
  5. 「ストーマ装具は便を捨てる部分が体の外側に向くように貼ってください」

5.「ストーマ装具は便を捨てる部分が体の外側に向くように貼ってください」

72問

【不適切問題】

  • 設問が不明確で複数の選択肢が正解と考えられるため。

放射線療法に関わる看護師の健康管理に必要なのはどれか。

  1. 線量計を装着する。
  2. ヨウ素剤を服用する。
  3. ゴーグルを着用する。
  4. N95マスクを着用する。
  5. 鉛を含んだエプロンを着用する。

1.線量計を装着する。

3.ゴーグルを着用する。

5.鉛を含んだエプロンを着用する。

73問

ホメオスタシスに関与するのはどれか。

2つ選べ。

  1. 味蕾
  2. 筋紡錘
  3. 痛覚受容器
  4. 浸透圧受容器
  5. 中枢化学受容体

4.浸透圧受容器

5.中枢化学受容体

74問

眼球内での光の通路に関与するのはどれか。

2つ選べ。

  1. 強膜
  2. 脈絡膜
  3. 毛様体
  4. 硝子体
  5. 水晶体

4.硝子体

5.水晶体

75問

排便時の努責で正しいのはどれか。

2つ選べ。

  1. 直腸平滑筋は弛緩する。
  2. 呼息位で呼吸が止まる。
  3. 外肛門括約筋は収縮する。
  4. 内肛門括約筋は弛緩する。
  5. 腹腔内圧は安静時より低下する。

2.呼息位で呼吸が止まる。

4.内肛門括約筋は弛緩する。

76問

急性炎症と比較して慢性炎症に特徴的な所見はどれか。

2つ選べ。

  1. 好中球浸潤
  2. CRPの上昇
  3. リンパ球浸潤
  4. 形質細胞の浸潤
  5. 血管透過性の亢進

3.リンパ球浸潤

4.形質細胞の浸潤

77問

狭心症angina pectorisの治療に用いる薬はどれか。

2つ選べ。

  1. アンジオテンシンII受容体拮抗薬
  2. スルホニル尿素薬
  3. ジギタリス製剤
  4. 抗血小板薬
  5. 硝酸薬

4.抗血小板薬

5.硝酸薬

78問

出血傾向を把握するために重要なのはどれか。

2つ選べ。

  1. 血糖値
  2. 血清鉄
  3. 血小板数
  4. アルカリフォスファターゼ値
  5. 活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉

3.血小板数

5.活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉

79問

胃食道逆流症gastro-esophageal reflux diseaseについて正しいのはどれか。

2つ選べ。

  1. 食道の扁平上皮化生を起こす。
  2. 上部食道括約筋の弛緩によって生じる。
  3. 食道炎esophagitisの程度と症状の強さが一致する。
  4. プロトンポンプ阻害薬が第一選択の治療法である。
  5. Barrett〈バレット〉上皮は腺癌の発生リスクが高い。

4.プロトンポンプ阻害薬が第一選択の治療法である。

5.Barrett〈バレット〉上皮は腺癌の発生リスクが高い。

80問

患者の自立支援で適切なのはどれか。

2つ選べ。

  1. 不足している知識を補う。
  2. 発病前の生活習慣を尊重する。
  3. 支援目標を看護師があらかじめ定める。
  4. できないことに焦点を当てて行動を修正する。
  5. 支援者である看護師が上位の関係が望ましい。

1.不足している知識を補う。

2.発病前の生活習慣を尊重する。

81問

腹圧性尿失禁stress incontinence of urineのケアとして適切なのはどれか。

2つ選べ。

  1. 下腹部を保温する。
  2. 骨盤底筋群訓練を促す。
  3. 定期的な水分摂取を促す。
  4. 恥骨上部の圧迫を指導する。
  5. 尿意を感じたら早めにトイレへ行くことを促す。

2.骨盤底筋群訓練を促す。

5.尿意を感じたら早めにトイレへ行くことを促す。

82問

手段的日常生活動作〈IADL〉はどれか。

2つ選べ。

  1. 食事
  2. 洗濯
  3. 入浴
  4. 更衣
  5. 買い物

2.洗濯

5.買い物

83問

開放性損傷はどれか。

2つ選べ。

  1. 切創
  2. 打撲傷
  3. 擦過創
  4. 皮下出血
  5. 内臓損傷

1.切創

3.擦過創

84問

児童憲章について正しいのはどれか。

2つ選べ。

  1. 児童がよい環境の中で育てられることを定めている。
  2. 児童の権利に関する条約を受けて制定された。
  3. 児童が人として尊ばれることを定めている。
  4. 保護者の責務を定めている。
  5. 違反すると罰則規定がある。

1.児童がよい環境の中で育てられることを定めている。

3.児童が人として尊ばれることを定めている。

85問

急性中耳炎acute otitis mediaで内服薬による治療を受けた5歳の男児および保護者に対して、治癒後に行う生活指導で適切なのはどれか。

2つ選べ。

  1. 片側ずつ鼻をかむ。
  2. 耳垢は毎日除去する。
  3. 入浴時は耳栓を使用する。
  4. 大声を出させないようにする。
  5. 発熱時は耳漏の有無を確認する。

1.片側ずつ鼻をかむ。

5.発熱時は耳漏の有無を確認する。

86問

Aさん(50歳、女性)は、急に体が熱くなったり汗をかいたりし、夜は眠れなくなり疲れやすさを感じるようになった。

月経はこの1年間で2回あった。

Aさんのホルモンで上昇しているのはどれか。

2つ選べ。

  1. エストロゲン
  2. プロラクチン
  3. プロゲステロン
  4. 黄体形成ホルモン〈LH〉
  5. 卵胞刺激ホルモン〈FSH〉

4.黄体形成ホルモン〈LH〉

5.卵胞刺激ホルモン〈FSH〉

87問

医療現場における暴力について正しいのはどれか。

2つ選べ。

  1. 精神科に特有のものである。
  2. 病室環境は誘因にならない。
  3. 目撃者は被害者に含まれない。
  4. 暴力予防プログラムに合わせて対処する。
  5. 発生を防止するためには組織的な体制の整備が重要である。

4.暴力予防プログラムに合わせて対処する。

5.発生を防止するためには組織的な体制の整備が重要である。

88問

精神医療におけるピアサポーターの活動について正しいのはどれか。

2つ選べ。

  1. 訪問活動は禁止されている。
  2. 活動には専門家の同行が条件となる。
  3. ピアサポーター自身の回復が促進される。
  4. 精神保健医療福祉サービスの利用を終了していることが条件となる。
  5. 自分の精神障害の経験を活かして同様の体験をしている人を支援する。

3.ピアサポーター自身の回復が促進される。

5.自分の精神障害の経験を活かして同様の体験をしている人を支援する。

89問

6%A消毒液を用いて、医療器材の消毒用の 0.02%A消毒液を1,500mL作るために必要な6%A消毒液の量を求めよ。

ただし、小数点以下第2位を四捨五入すること。

解答:[ ① ].[ ② ]mL

① 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
② 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9

①.5

②.0

90問

体重9.6kgの患児に、小児用輸液セットを用いて体重1kg当たり1日100mLの輸液を行う。

このときの1分間の滴下数を求めよ。

ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。

解答:[ ① ][ ② ]滴/分

① 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
② 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9

①.4

②.0


 

3、状況設定

次の文を読み91〜93の問いに答えよ。

Aさん(82歳、男性)は、介護付の有料老人ホームに入居している。

10年前まで会社を経営していた。

プロ野球や世界経済に興味があり、友人とインターネットを用いて交流するのを楽しみにしている。

Parkinson〈パーキンソン〉病Parkinsonʼs diseaseで、現在Hoehn-Yahr〈ホーエン・ヤール〉の重症度分類でステージII。

両側の上下肢の静止振戦や動作緩慢がみられる。

食事は自分の居室に運んでもらって食べている。

身の回りのことは1人でできる。1人での外出も可能だが、転倒に対する恐怖が強いため1日中室内で過ごしている。

91問

Aさんの障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準のランクはどれか。

  1. ランクA
  2. ランクB
  3. ランクC
  4. ランクJ

1.ランクA

92問

Aさんは「最近、尿が出始めるまでに時間がかかるので、排尿時は自分で下腹部を押しています。尿がすっきり出ません」と言う。

泌尿器科を受診したところ、Parkinson〈パーキンソン〉病Parkinsonʼs diseaseによる自律神経障害と診断された。

Aさんの現在の状況から最も考えられるのはどれか。

  1. 残尿がある。
  2. 膀胱が萎縮している。
  3. 蓄尿障害が生じている。
  4. 骨盤底筋群の筋力が低下している。

1.残尿がある。

93問

【不適切問題】

  • 複数の正解があるため。

有料老人ホームの看護師はAさんに病気の進行を予防するために運動を勧めたが、Aさんは「この病気は進行性だからいつかは動けなくなる。今、転ぶと骨折して動けなくなるかもしれない。だから運動するのは嫌だ」と言う。

AさんはParkinson〈パーキンソン〉病Parkinsonʼs diseaseに関する情報を入手しており、病状の理解ができている。

薬物は自己管理できている。

かかりつけ医に自分から病状の説明を求めることもある。

Aさんの転倒の不安を軽減するために看護師とAさんが一緒に実施することで、最も適切なのはどれか。

  1. 車椅子で外出する。
  2. 転倒予防教室への参加を検討する。
  3. 廃用症候群disuse syndromeに関する情報を収集する。
  4. 運動の効果と転倒のリスクとを比較する。

2.転倒予防教室への参加を検討する。

4.運動の効果と転倒のリスクとを比較する。

次の文を読み94〜96の問いに答えよ。

Aさん­(79歳、女性)。

自宅の玄関で転倒し、救急外来で第12胸椎の圧迫骨折compression fractureと診断され、安静目的で入院した。

既往歴:5年前に大腿骨骨折femoral fracture

現病歴:2年前にAlzheimer〈アルツハイマー〉Alzheimer disease病を発症。

記憶障害があるが、失認、観念運動失行および失語はなし。

生活歴:要介護1。

同じ敷地内に住む長男夫婦は仕事をしている。

ADLは自立。

94問

入院当日、Aさんは看護師に「ここはどこですか」と同じ質問を繰り返している。

このときの看護で最も適切なのはどれか。

  1. 体幹を抑制する。
  2. 家族に夜間の付き添いを依頼する。
  3. ナースステーションにベッドを移動する。
  4. 骨折で入院していることを繰り返し伝える。

4.骨折で入院していることを繰り返し伝える。

95問

入院後8日、理学療法室での訓練が始まった。

Aさんはこわばった表情で訓練を受けていた。

Aさんは、以前は通所リハビリテーションを利用していたが、人が多い場で落ち着かなくなることがあり、入院前には小規模多機能型居宅介護事業所を利用していたことが家族からの情報で分かった。

翌日、理学療法士が「理学療法室に行きましょう」と病室に迎えに来たところ、Aさんは「行きたくない」と嫌がった。

このときのAさんに対する看護で最も適切なのはどれか。

  1. 看護師が理学療法室まで付き添う。
  2. 病棟でのリハビリテーションを提案する。
  3. Aさんに再転倒を予防する必要性を説明する。
  4. 小規模多機能型居宅介護事業所の利用を勧める。

2.病棟でのリハビリテーションを提案する。

96問

入院後3週、Aさんはコルセットを装着し、杖を使ってゆっくり歩けるようになった。

翌週には自宅へ退院することが決まった。

Aさんの退院に向けて、Aさんと長男夫婦への指導内容で適切なのはどれか。

  1. 自宅ではコルセットを外してよい。
  2. 家の中での日常生活行動を積極的に行う。
  3. 5,000歩程度のウォーキングを毎日行う。
  4. ビタミンB1の多い食品を積極的に摂取する。

2.家の中での日常生活行動を積極的に行う。

次の文を読み97〜99の問いに答えよ。

Aちゃん(11歳、女児)。

眼瞼浮腫がみられたため、眼科を受診し治療を受けたが改善しなかった。

その後、Aちゃんと母親が下腿の浮腫に気付き眼科の医師に相談したところ、特発性ネフローゼ症候群idiopathic nephrotic syndromeを疑われたため、小児科のある病院を紹介され受診した。

97問

看護師が収集すべきAちゃんの情報で優先度が高いのはどれか。

  1. 食欲
  2. 家族歴
  3. 手術歴
  4. 海外渡航歴
  5. 初経の発来の有無

1.食欲

98問

Aちゃんは排尿回数が減少し、全身に浮腫が認められた。

血圧は110/68mmHgであった。

尿検査を行い、尿蛋白4+であった。

血液検査は、アルブミン1.3g/dL、総コレステロール350mg/dL、クレアチニン0.4mg/dL、Na130mEq/L、K4.5mEq/Lであった。

特発性ネフローゼ症候群idiopathic nephrotic syndromeと診断され入院した。

Aちゃんが摂取を制限する必要があるのはどれか。

  1. ナトリウム
  2. カリウム
  3. 蛋白質
  4. 水分
  5. リン

1.ナトリウム

99問

Aちゃんは、ステロイド治療の開始後10日で尿蛋白が陰性となり、浮腫等の症状が改善した。

入院後3週、ステロイド薬の副作用­(有害事象)として、満月様顔貌が出現している。

他に明らかな副作用­(有害事象)は出現していない。

ステロイド薬の内服を続けながら退院することになった。

Aちゃんの退院後の生活について指導する内容で適切なのはどれか。

  1. 日光を避ける。
  2. 体重の測定は毎日行う。
  3. 1か月は学校を欠席する。
  4. 入浴ではなくシャワー浴とする。
  5. 満月様顔貌が気になる場合もステロイド薬の内服を続ける。

5.満月様顔貌が気になる場合もステロイド薬の内服を続ける。

次の文を読み100〜102の問いに答えよ。

Aさん­(24歳、初産婦、会社員)は、現在、両親と妹の4人で暮らしている。

パートナー­(24歳、会社員)と結婚する予定である。

Aさんは、妊娠8週の妊婦健康診査で「朝起きると気持ちが悪くあまり食べられません。台所から食べ物の匂いがするだけで吐き気がします」と話している。

100問

Aさんへの食事指導で最も適切なのはどれか。

  1. 水分は温かい飲料にする。
  2. 栄養のバランスのよい食物を摂取する。
  3. 1回量を少なくして食べる回数を増やす。
  4. カロリーの高い食物を積極的に摂取する。

3.1回量を少なくして食べる回数を増やす。

101問

このときの妊婦健康診査で「妊娠することは考えていなかったので、これから自分の体にどういうことが起こるのか分かりません」とAさんから相談があった。

看護師は、次の妊婦健康診査までに生じやすい変化について説明することにした。

Aさんに生じやすいのはどれか。

  1. 便秘
  2. 腰痛
  3. 静脈瘤

2.便秘

102問

Aさんは、妊娠23週に結婚し、パートナーの家に転居した。

翌週の妊婦健康診査で、Aさんは「最近は、結婚や引っ越しで忙しかったです。これから新しい環境に慣れていきたいと思っています」と話した。

妊娠経過は順調である。

このときに看護師がAさんに対して説明する内容で優先度が高いのはどれか。

  1. 保育所の選択
  2. 乳房の手入れ
  3. 側臥位での睡眠
  4. 妊婦健康診査の受診頻度

4.妊婦健康診査の受診頻度

次の文を読み103〜105の問いに答えよ。

Aさん­(26歳、経産婦)は、夫­(30歳)と長女­(2歳)の3人で暮らしている。

妊娠37週2日、これまでの妊娠経過に異常はない。

9時に陣痛が開始し、10時に夫に付き添われ入院した。

入院時、陣痛間欠9分、陣痛発作30秒であった。

内診所見は子宮口2cm開大で、少量の羊水の流出を認めた。

羊水混濁はなかった。

21時30分に子宮口全開大、22時30分に3,200gの男児を正常分娩で出産した。

会陰裂傷は第2度。

23時に胎盤娩出し、子宮底の位置は臍高で硬く触れた。

児のApgar〈アプガー〉スコアは1分後8点、5分後9点。

分娩2時間後、子宮底の位置は臍下1横指で硬く触れた。

分娩時出血量は360mL。

103問

Aさんの分娩時のアセスメントで適切なのはどれか。

  1. 正期産である。
  2. 適時破水である。
  3. 遷延分娩である。
  4. 分娩時出血量は異常である。

1.正期産である。

104問

Aさんは、翌日1時に帰室した。

5時、尿意はなかったが、トイレでの排泄を促し排尿がみられた。

排尿後の観察で、子宮底の位置は臍下1横指で硬く触れ、悪露は赤色で量は中等量であった。

会陰縫合部に異常はないが、痛みがあるため円座を使用している。

Aさんへの対応で適切なのはどれか。

  1. 「下腹部を温めましょう」
  2. 「水分摂取を控えましょう」
  3. 「腹筋を強化する体操をしましょう」
  4. 「尿意がなくても3〜4時間ごとにトイレに行きましょう」

4.「尿意がなくても3〜4時間ごとにトイレに行きましょう」

105問

産褥3日。

Aさんは母乳育児を希望している。

Aさんの乳房の形は左右ともIIa型で、乳房は緊満している。

両乳頭に損傷はない。

左腋窩に副乳があり「腫れて痛い」と話す。

本日の児の体重は3,100gであった。

Aさんに対する看護師の援助で適切なのはどれか。

  1. 左腋窩に冷罨法を行う。
  2. 乳房マッサージを行う。
  3. 3時間ごとの授乳を勧める。
  4. 左乳房での授乳を中止する。

1.左腋窩に冷罨法を行う。

次の文を読み106〜108の問いに答えよ。

Aさん­(28歳、女性)は、両親と3人で暮らしている。

24歳のときに統合失調症schizophreniaを発症し治療を開始している。

Aさんは大学卒業後に一度就職したが、発症後に退職し、現在も無職である。

2週前から元気がなく、自室に引きこもって独り言を言っているのが目立つようになったため、両親同伴で外来を受診した。

両親からは、1年前から便秘が続き、Aさんが薬の副作用­(有害事象)を気にするようになったという話があった。

106問

Aさんへの対応で最も適切なのはどれか。

  1. 「薬は飲まないといけません」
  2. 「薬には副作用があるものですよ」
  3. 「便秘は副作用ではありませんよ」
  4. 「便秘の対処方法を一緒に考えましょう」

4.「便秘の対処方法を一緒に考えましょう」

107問

診察では幻聴の悪化が認められたため、薬物治療の見直しが行われた。

その後、定期的に両親同伴で外来通院を続けた。

3か月後、幻聴は改善傾向を示し、規則正しい生活ができるようになった。

外来の診察で、悪化した原因を改めて振り返ったところ、Aさんは「半年前から家族に分からないように薬をトイレに捨てていた」と話した。

診察後、Aさんからそれを聞いた両親が、医師や看護師の目の前でAさんを大きな声で叱ると、Aさんの表情は険しくなった。

Aさんの両親に勧めるものとして適切なのはどれか。

  1. 心理教育
  2. 内観療法
  3. 自律訓練法
  4. 精神分析療法

1.心理教育

108問

【不適切問題】

  • 複数の正解があるため。

さらに3か月後、家事の手伝いができるようになり、家庭内で落ち着いた日常生活を送れるようになった。

Aさんは「自分のことは自分でできるようになって、将来はまた働きたい」と話すようになり、社会復帰に向けて社会資源の利用を検討することになった。

この時点でAさんに紹介する社会資源で適切なのはどれか。

  1. 就労移行支援
  2. 地域活動支援センター
  3. 居宅介護ホームヘルプ
  4. 短期入所ショートステイ
  5. 共同生活援助グループホーム

1.就労移行支援

2.地域活動支援センター

次の文を読み109〜111の問いに答えよ。

Aちゃん­(6歳、女児)は、重症の新生児仮死で出生した。

誤嚥性肺炎aspiration pneumoniaで入退院を繰り返しているため、今回の入院で経鼻経管栄養法を導入し、退院後は週1回の訪問看護を利用することになった。

現在は四肢と体幹の著しい運動障害があり、姿勢保持が困難で、移動および移乗は全介助である。

声かけに笑顔はみられるが、指示に応じることはできない。

109問

訪問看護師が行う母親への経管栄養法の指導で適切なのはどれか。

  1. 注入する前に排便させる。
  2. 注入中は側臥位を保つようにする。
  3. カテーテルは毎日場所を変えて固定する。
  4. 家族と同じ食事を流動食にして注入する。

3.カテーテルは毎日場所を変えて固定する。

110問

訪問看護師は、Aちゃんの誤嚥性肺炎aspiration pneumoniaを予防するケアの方法を母親に指導することにした。

母親が行うAちゃんへのケアとして適切なのはどれか。

  1. 腹式呼吸を促す。
  2. 咳嗽の訓練を行う。
  3. 胸郭可動域の訓練を行う。
  4. 含嗽液を用いてうがいをさせる。

3.胸郭可動域の訓練を行う。

111問

母親は「Aは来年の4月には小学校に入学する年齢だけど、入学に向けてどうすればよいのか分からない」と訪問看護師に相談した。

訪問看護師が行う援助として適切なのはどれか。

  1. 自宅に教員を派遣できる小学校に連絡する。
  2. Aちゃんが入学できる特別支援学校を紹介する。
  3. 父親に仕事を調整してAちゃんの送迎をするよう勧める。
  4. 教育委員会に小学校入学に関する相談をするよう勧める。

4.教育委員会に小学校入学に関する相談をするよう勧める。

次の文を読み112〜114の問いに答えよ。

Aさん(78歳、男性)は、尿路感染症urinary tract infectionによる敗血症sepsisで入院し、5日が経過した。

中心静脈ラインから輸液ポンプを使用して乳酸加リンゲル液が投与され、その側管からシリンジポンプを使用してノルアドレナリンが投与されている。

112問

朝9時、日勤の看護師が訪室したとき、シリンジポンプの閉塞と輸液ポンプの気泡混入の、2つのアラームが作動した。

ノルアドレナリンの入ったシリンジは残量があり、乳酸加リンゲル液のボトルが空になっていた。

各ポンプおよび各輸液ラインの状況を図に示す。

看護師がアラームを停止した後に行うこととして最も優先度が高いのはどれか。

  1. 乳酸加リンゲル液を準備する。
  2. ノルアドレナリンを準備する。
  3. 輸液ポンプ内のラインの気泡を除く。
  4. 輸液ラインの閉塞や屈曲がないか確認する。

4.輸液ラインの閉塞や屈曲がないか確認する。

113問

その直後、看護師はノルアドレナリンの投与量を医師の指示書で確認した。

指示書には、午前6時に2mL/時間から1mL/時間へ投与量の減量の指示が記載されていたが、午前9時の投与量は2mL/時間のままであったことに気が付いた。

このときのAさんに対し看護師がアセスメントする項目で優先度が高いのはどれか。

  1. 血圧
  2. 尿量
  3. 血糖値
  4. 呼吸数

1.血圧

114問

Aさんには有害事象はみられなかったが、医師の指示量の2倍のノルアドレナリンが3時間投与されていた。

これは、医師がノルアドレナリンの減量を指示書に記載し、夜勤の担当看護師にそれを伝えたが、担当看護師が実際に減量することを忘れたことが原因だった。

病棟では、リスクマネジメントとしてこの出来事の再発防止策を考えることとなった。

再発防止策で適切なのはどれか。

  1. 薬剤に関する研修会を企画する。
  2. 医療機器の操作方法を再教育する。
  3. インシデントを起こした看護師は反省文を書くこととする。
  4. 医師の指示内容の変更時は、複数の看護師で情報共有をする。

4.医師の指示内容の変更時は、複数の看護師で情報共有をする。

次の文を読み115、116の問いに答えよ。

Aさん­(23歳、男性)は、マラソンの途中で嘔吐し、意識混濁状態となり救急車で搬送された。

来院時、体温39.5°Cで、熱中症heatillnessと診断された。

気管挿管と人工呼吸器管理が実施された。

膀胱留置カテーテルを挿入後に輸液療法を開始して、ICUに入室した。

表面冷却と血管内冷却によって体温は37°C台に下降した。

既往歴:特記すべきことはない。

身体所見:ICU入室時、ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉II-20。

体温37.8°C、呼吸数28/分、脈拍110/分、血圧94/74mmHg。

暗赤色尿を1時間で20mL認めた。

検査所見:Hb16.8g/dL、Ht48.6%、Na130mEq/L、K6.5mEq/L、Cl100mEq/L、クレアチンキナーゼ〈CK〉48,000IU/L、尿素窒素60mg/dL、クレアチニン2.4mg/dL、AST〈GOT〉70IU/L、ALT〈GPT〉88IU/L。

尿一般検査でミオグロビン陽性。

胸部エックス線写真および頭部CTで異常所見なし。

心電図でSTの変化はなく、洞性頻脈を認めた。

115問

このときのAさんの状態のアセスメントで適切なのはどれか。

2つ選べ。

  1. 貧血である。
  2. 筋肉が傷害されている。
  3. 致死性不整脈が出現しやすい。
  4. 心原性ショックを起こしている。
  5. 利尿薬の使用が必要な状態である。

2.筋肉が傷害されている。

3.致死性不整脈が出現しやすい。

116問

Aさんは腎不全が悪化し、持続的血液透析を1週間実施した。

入院後20日が経過し、Aさんは尿量100mL/時間以上、クレアチニン1.4mg/dLとなった。

気管チューブと膀胱留置カテーテルは抜去され、状態は落ち着いている。

ADLは拡大し、3日後に退院することとなった。

Aさんへの退院指導で適切なのはどれか。

  1. 水分を制限する。
  2. 蛋白質を制限する。
  3. 積極的に運動する。
  4. 生野菜を積極的に摂取する。

2.蛋白質を制限する。

次の文を読み117、118の問いに答えよ。

Aさん­(60歳、男性)は、自宅近くを散歩中に突然の胸痛が出現し、救急車を要請した。

救急隊到着時のバイタルサインは、呼吸数28/分、脈拍100/分、血圧80/40mmHgであった。

冷汗が著明で、前胸部から左肩にかけての激痛を訴えていた。

問診で狭心症angina pectorisの既往歴があることが分かった。

入院時の検査で急性心筋梗塞acute myocardial infarctionと診断された。

117問

このときの検査所見として適切なのはどれか。

  1. 心電図のST上昇
  2. 左肺呼吸音の減弱
  3. クレアチンキナーゼ〈CK〉の下降
  4. 胸部エックス線写真での心陰影の縮小

1.心電図のST上昇

118問

緊急心臓カテーテル検査で左冠動脈起始部に90%の閉塞を認め、緊急冠動脈バイパス術が行われた。

術後5日、集中治療室から一般病棟に転棟した。

Aさんは「手術も無事終わって命が助かった。リハビリテーションが大切と聞いたので、頑張って廊下を歩きますよ」と看護師に話した。

術後のADL拡大は順調に進み、Aさんは病棟内での200mの歩行が許可されている。

胸部症状の出現や心電図の変化は認めない。

Aさんへの心臓リハビリテーションについて適切なのはどれか。

  1. 息苦しさが出現したら中止する。
  2. 気分の良いときに階段昇降を勧める。
  3. 衣服の着脱は家族に介助してもらう。
  4. レジスタンストレーニングを中心に行う。

1.息苦しさが出現したら中止する。

次の文を読み119、120の問いに答えよ。

Aさん­(32歳、女性)は、営業で外出の多い業務を担当している。

1か月前から発熱、倦怠感、関節痛および顔面の紅斑が出現し、近くの医療機関を受診したところ全身性エリテマトーデス〈SLE〉systemic lupus erythematosusと診断され治療目的で入院した。

入院時所見は身長160cm、体重55kg。

血圧142/80mmHg。

血液検査データは、白血球4,400/μL、血小板17.5万/μL、Hb12.5g/dL、クレアチニン2.5mg/dL、抗核抗体は陽性であった。

119問

入院時のアセスメントで正しいのはどれか。

  1. 貧血
  2. 出血傾向
  3. 易感染状態
  4. 腎機能低下

4.腎機能低下

120問

Aさんはプレドニゾロン60mg/日のステロイド治療が開始となった。

Aさんへの説明で適切なのはどれか。

  1. 「食事の制限はありません」
  2. 「倦怠感が強いときは薬の中止を検討します」
  3. 「薬の影響で気分が大きく変動するかもしれません」
  4. 「職場復帰に備えて天気の良い日は散歩しましょう」
  5. 「治療で病状が改善すると抗核抗体が陰性になります」

3.「薬の影響で気分が大きく変動するかもしれません」


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