「国民医療費」について、過去の看護師国家試験で比較的良く出題されています。試験を受ける年で出題されるデータをしっかり覚えましょう。
1、国民医療費
当該年度内の医療機関などにおける保険診療の対象となり得る傷病の治療に要した費用を推計した医療費のことです。
この費用には、医科診療や歯科診療にかかる診療費、薬局調剤医療費、入院時食事療養費、入院時生活療養費、訪問看護医療費などが含まれます。
保険診療の対象とならないものは、先進医療や高度医療などの評価療養や入院時室料差額分や歯科差額分などの選定療養、不妊治療における生殖補助医療などに要した費用は含まれません。
他にも、正常な妊娠や分娩に要する費用や健康の維持、増進を目的とする健康診断や予防接種などに要する費用、固定した身体障害のために必要とする義眼や義肢などの費用も含まれません。
2、過去の問題
過去の問題を見てみます。
過去問「必修」
平成28年(2016年)の人口1人当たりの国民医療費で最も近いのはどれか。
- 13万円
- 23万円
- 33万円
- 43万円
3.33万円
過去問「必修」
平成25年(2013年)の国民医療費はどれか。
- 約400億円
- 約4,000億円
- 約4兆円
- 約40兆円
4.約40兆円
過去問「一般」
日本の平成23年度(2011年度)の国民医療費について正しいのはどれか。
- 総額は約25兆円である。
- 財源の約半分は保険料である。
- 国民所得に対する比率は5%台である。
- 人口1人当たりでは65歳以上が65歳未満の約2倍である。
2.財源の約半分は保険料である。
覚える桁は「◯◯兆円」で、試験に出題される年の国民医療費を覚えます。
また保険料が財源の割合として、どれぐらい占めているのかも覚えましょう。
竜
勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ