記載内容:1、アドボカシー 2、リビングウィル 3、パターナリズム 4、コンプライアンス 5、インフォームド・コンセント 6、ヘルスプロモーション 7、ノーマライゼーション 8、エンパワメント 9、ネグレクト
看護師国家試験の対策は過去の問題にあります。
過去の問題と同じ傾向の問題が良く出題されるので、まずは過去の問題からポイントを覚えます。
問題と答えを覚えるのではなくポイントを覚えることで違う形式で問題が出題されても柔軟に対応できます。

カタカナばかりなのだ
1、アドボカシー
「権利擁護」のことです。
患者の意見を代弁、権利を主張などの支援をすることです。
1).ポイント
アドボカシーを実行する人をアドボケイトと呼びます。
2、リビングウィル
「生前意思」のことです。
終末期医療における事前指示書のことで生前に行われる尊厳死対しての意思表示をすることです。
「延命措置の拒否」「平穏死や自然死を望む」など、終末期に自分がどのような医療を受けたいか文章に残して意思表示をします。
1).ポイント
本人のリビングウィルを医師に提出している場合、家族が延命措置などを強く希望しても、本人のリビングウィルに記載されている医療が優先されます。
3、パターナリズム
「家父長主義」「父権主義」などのことです。
本人の意思に関係なく、強い立場にいる者が弱い立場の本人に変わって意思決定することです。
1).ポイント
相反する原則はインフォームド・コンセントになります。
4、コンプライアンス
「法令遵守」のことです。
患者が医療者から指示した治療法などを守ることです。
1).ポイント
コンプライアンスは「守る」「遵守」などという意味です。
「法令」だけではなく「倫理」「規範」なども含まれます。
5、インフォームド・コンセント
「説明と同意」のことです。
治療方法などを説明をして患者が自己決定をすることを尊重します。
1).ポイント
ヘルシンキ宣言で提唱されました。
医療法で定められています。
説明に対して、患者が正しく理解しているか確認は必要です。
6、ヘルスプロモーション
「健康推進」のことです。
人々が自らの健康をコントロールすることです。
WHOでは「人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし、改善することができるようにするプロセス」と定義されています。
1).ポイント
オタワ憲章で提唱されました。
トータル・ヘルスプロモーション・プラン「THP」では各労働者に対して定期的に健康測定を実施するとあります。
7、ノーマライゼーション
「標準化」「正常化」「常態化」などのことです。
高齢者や子供、障害を持つ者など社会的に弱い立場だと考えられている人でも「誰もが平等に社会に参加できる」「地域の中で共に生活ができる」を目指すことです。
1).ポイント
正しい選択肢として、「公共交通機関をバリアフリー化する」「散歩を進める」など過去に出題されています。
8、エンパワメント
「権限を与える」ことです。
自分自身の力で問題や課題を解決することができる社会的技能や能力を獲得することや、夢や希望、勇気などを与えて、その人が本来持っている力を引き出す援助をすることです。
1).ポイント
過去の問題では選択肢で出てきますが主として出題されたことは少ないです。
9、ネグレクト
「育児放棄」のことです。
子供に「食事を与えない」「病院に受診させない」「車内に放置する」「着替えをさせない」などをすることです。
児童相談所長や都道府県知事は児童を一時保護することができます。
1).ポイント
児童虐待防止法では4つの虐待があります。
- 身体的虐待
- 性的虐待
- 心理的虐待
- ネグレクト
通報先は3つあります。
- 市町村
- 福祉事務所
- 児童相談所

勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ