記載内容:1、食品 2、単位 3、血液製剤 4、職業性疾患 5、労働基準法 6、男女雇用機会均等法 7、ワークライフバランス 8、労働衛生安全法 9、公的医療保険制度
看護師国家試験の対策は過去の問題にあります。
過去の問題と同じ傾向の問題が良く出題されるので、まずは過去の問題からポイントを覚えます。
問題と答えを覚えるのではなくポイントを覚えることで違う形式で問題が出題されても柔軟に対応できます。

漢字が多いと難しく感じるのだ
1、食品
食品安全対策
- 牛海綿状脳症「BSE」に対する目的はクロイツフェルト・ヤコブ病の予防
食中毒
1、感染型「細菌」
- サルモネラ
- カンピロバクター
- 腸炎ビブリオ
- 病原性大腸菌
2、毒素型「細菌」
- 腸管出血性大腸菌「O-157」
- セレウス菌
- 黄色ブドウ球菌
- ボツリヌス菌
3、ウイルス性食中毒
- ノロウイルス
- ロタウイルス

過去に問題として出されたものなのだ
1).ポイント
過去に出題されて問題から優先的に覚えます。
ノロウイルスは10個程度のウイルスでも発症する非常に強い感染力があります。
2、単位
単位
1、放射線量
- Gy「グレイ」
2、インスリン1単位
- 0.01ml
3、関節可動域<ROM>
- 度
1).ポイント
医療で使用する単位を覚えます。
医療で使われる放射線量はSv「シーベルト」ではなくGy「グレイ」になります。
3、血液製剤
保存温度
1、血漿製剤
- −20℃「冷凍保存」
2、全血製剤
- 2〜6℃
3、赤血球液
- 2〜6℃
4、血小板製剤
- 20〜24℃
1).ポイント
血液製剤を保存する温度を覚えます。
グロブリンは製剤は10℃以下「冷蔵」の保存になります。

製剤によって保存方法が違うのだ
4、職業性疾患
職業性疾患
1、潜函病
- 潜水や掘削作業などの高気圧作業となる職業
2、じん肺
- 炭鉱や建設現場、工場など粉塵が起こる作業となる職業
3、中皮腫・肺がん
- 建材や工業製品に使用されていた石綿「アスベスト」を解体する職業
- 発症は暴露から数十年となることが多い
4、白蝋病
- チェーンソーやグラインダーなどの振動が局所に伝わる工具や機械を取り扱う職業
5、視力障害
- VDT作業をする職業
- VDT作業は「Visual Display Terminals」のこと
- ディスプレイを持つ画面表示装置「パソコン」「監視カメラ」など
1).ポイント
職業とそれに関わる疾患を覚えます。
業務上疾病で発生件数が1番多い疾病を覚えます。
変動がある可能性がありますが毎年ほとんど「負傷に起因する疾病」となっています。
負傷に起因する疾病の多くは災害性腰痛であることを覚えます。

業務上疾病で発生件数が1番多い疾病は変わる可能性があるため出題される年のデータを覚えるのだ
5、労働基準法

「ポイント」にまとめてあるのだ
第15条
1、使用者は労働契約の締結に際し労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。この場合において、賃金及び労働時間に関する事項その他の厚生労働省令で定める事項については、厚生労働省令で定める方法により明示しなければならない。
2、前項の規定によって明示された労働条件が事実と相違する場合においては、労働者は、即時に労働契約を解除することができる。
3、前項の場合、就業のために住居を変更した労働者が、契約解除の日から14日以内に帰郷する場合においては、使用者は、必要な旅費を負担しなければならない。
1).第15条のポイント
労働者に対する労働条件の明示は労働基準法で定められていることを覚えます。
第32条
1、使用者は労働者に休憩時間を除き1週間について40時間を超えて労働させてはならない。
2、使用者は1週間の各日については労働者に休憩時間を除き1日について8時間を超えて労働させてはならない。
2).第32条のポイント
労働時間は1日8時間、1週間40時間であることを覚えます。
第65条
1、使用者は6週間「多胎妊娠の場合にあっては14週間」以内に出産する予定の女性が休業を請求した場合においてはその者を就業させてはならない。
2、使用者は産後8週間を経過しない女性を就業させてはならない。ただし、産後6週間を経過した女性が請求した場合において、その者について医師が支障がないと認めた業務に就かせることは差し支えない。
3、使用者は妊娠中の女性が請求した場合においては他の軽易な業務に転換させなければならない。
3).第65条のポイント
産前産後の休業は労働基準法で定められていることを覚えます。
出産前は妊娠6週間「多胎妊娠14週間」以内に出産予定の女性が休業を請求したら就業させてはいけないことを覚えます。
出産前は請求しないと休業できないことを覚えます。
出産後6週間は就業が禁止されていることを覚えます。
出産後6週間を経過した女性が就業を請求する場合、医師が支障がないと認めた業務であれば就業できることを覚えます。
また、出産後に請求しなければ出産8週間を経過しない女性を就業させてはいけないことを覚えます。
出産後は請求しなくても休業できることを覚えます。
第66条
1、使用者は妊産婦が請求した場合においては、第32条の2第1項、第32条の4第1項及び第32条の5第1項の規定にかかわらず、1週間について第32条第1項の労働時間、一日について同条第2項の労働時間を超えて労働させてはならない。
2、使用者は妊産婦が請求した場合においては、第33条第1項及び第3項並びに第36条第1項の規定にかかわらず、時間外労働をさせてはならず又は休日に労働させてはならない。
3、使用者は妊産婦が請求した場合においては深夜業をさせてはならない。
4).第66条のポイント
妊産婦の時間外労働の制限は労働基準法で定められていることを覚えます。
6、男女雇用機会均等法

「ポイント」にまとめてあるのだ
第1条
1、この法律は、法の下の平等を保障する日本国憲法の理念にのっとり雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保を図るとともに、女性労働者の就業に関して妊娠中及び出産後の健康の確保を図る等の措置を推進することを目的とする。
1).ポイント
雇用分野における男女差別の解消は男女雇用機会均等法で定められていることを覚えます。
7、ワークライフバランス
ワークライフバランス
1、策定
- 2007年
1).ポイント
過去で出題された問題数が少ないため出題される頻度は低いですが念のため2007年だけは覚えます。
8、労働衛生安全法

「ポイント」にまとめてあるのだ
第66条
1、事業者は労働者に対し厚生労働省令で定めるところにより、医師による健康診断(第66条の10第1項に規定する検査を除く。以下この条及び次条において同じ。)を行わなければならない。
2、事業者は有害な業務で政令で定めるものに従事する労働者に対し厚生労働省令で定めるところにより、医師による特別の項目についての健康診断を行なわなければならない。有害な業務で政令で定めるものに従事させたことのある労働者で、現に使用しているものについても同様とする。
3、事業者は有害な業務で政令で定めるものに従事する労働者に対し厚生労働省令で定めるところにより、歯科医師による健康診断を行なわなければならない。
4、都道府県労働局長は労働者の健康を保持するため必要があると認めるときは、労働衛生指導医の意見に基づき厚生労働省令で定めるところにより、事業者に対し臨時の健康診断の実施その他必要な事項を指示することができる。
5、労働者は前各項の規定により事業者が行なう健康診断を受けなければならない。ただし、事業者の指定した医師又は歯科医師が行なう健康診断を受けることを希望しない場合において、他の医師又は歯科医師の行なうこれらの規定による健康診断に相当する健康診断を受け、その結果を証明する書面を事業者に提出したときはこの限りでない。
1).ポイント
労働者に対する健康診断の実施は労働衛生安全法で定められていることを覚えます。
9、公的医療保険制度
公的医療保険
1、国民健康保険
- 75歳未満の国民が加入
- 自営業
- 無職
- 非正規労働者
など
2、全国健康保険協会
- 中小企業の労働者
- その家族
など
3、組合保険
- 大企業の労働者
- その家族
など
4、共済組合
- 公務員
- 私立学校の教職員
- その家族
など
5、後期高齢者医療制度
- 75歳以上の高齢者が加入
1).ポイント
代表的なものを覚えます。

勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ