【准看護師】平均年収400万円！准看護師と看護師の違い！

看護師と准看護師の違いをまとめました。准看護師の資格を取得することを考えている方は参考にして下さい。

看護師は「看護師」と「准看護師」に分けることができます。

看護師と准看護師はどう違うのでしょうか？

---

1、准看護師とは

都道府県知事が発行した准看護師の免許を取得した者のことです。

都道府県知事の発行であるため国家資格ではありません。

国家資格ではありませんが看護師として医療機関などで仕事ができます。

スキルアップとして准看護師の仕事をしながら看護師を目指すこともできます。

1).准看護師と看護師

看護師は

「厚生労働大臣の免許を受けて傷病者や褥婦に対して療養上の世話、診療の補助を行う者」

のことです。

つまり、看護師「国家資格」の資格を取得して患者さんの世話や医師の補助をします。

准看護師は

「都道府県知事の免許を受けて医師・歯科医師又は看護師の指示のもと傷病者若しくは褥婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行う者」

のことです。

看護師とほとんど同じですが「医師・歯科医師又は看護師の指示のもと」が付け加えてあります。

つまり、准看護師「公的資格」の資格を取得して医師や看護師などから指示を受けて患者さんの世話や医師の補助をします。

「指示を受ける」というところが大きく違うため給料に差が出ます。

しかし現場では仕事内容はほとんど同じになることが多く看護師の方が少し責任ある仕事をするだけです。

他にも違いがあります。

受験できる最終学歴

准看護師：中学校卒業
看護師　：高校卒業

取得年数

准看護師：最短2年
看護師　：最短3年

履修時間

准看護師：最短1890時間
看護師　：最短3000時間

資格発行者

准看護師：都道府県知事
看護師　：厚生労働大臣

仕事内容

准看護師：保助看法第６条
医師・歯科医師又は看護師の指示のもと傷病者若しくは褥婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行う。

看護師　：保助看法第５条
傷病者若しくは褥婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行う。

業務内容

准看護師：自らの判断で看護を提供できない
看護師　：自らの判断で看護を提供できる

キャリアップ

准看護師：看護師
看護師　：保健師、助産師、特定看護師、専門看護師、認定看護師、診療看護

---

2、資格取得方法

准看護師養成学校に入学して卒業する必要があります。

その後、准看護師試験に合格すれば准看護師の免許が発行されます。

准看護師養成学校を卒業しないと准看護師試験を受けることができません。

准看護師学校を探す方はこちらを参考にして下さい。

1).准看護師養成学校の倍率

准看護師養成学校を受ける人数により倍率は違います。

准看護師養成学校の廃校や最終学歴が中学卒業でも看護師を目指せる、主婦層に人気などで倍率は年々上昇傾向にあります。

複数の学校を受ければどれか1つは引っかかると思います。

私は5校受けて3校受かりました。

2).公的試験の合格率

公的試験は150問出題されます。

60%以上の点数、つまり90点で合格です。

合格率は毎年変動しますがだいたい97〜98%の確率で合格します。

「勉強を全くやっていない」「試験対策をしていない」などでなければ、ほぼ合格します。

---

3、まとめ

1).メリット

入学しやすい

准看護師養成学校を受験するための最終学歴は中学校卒業です。

受験のレベルも高校受験レベルなので看護大学よりハードルは低めです。

取得年数

最短で2年で取得できます。

看護師として早く働けます。

学費が安い

准看護養成学校は公立や医師会立などがあります。

学校や受講形式によって学費が違いますが年間約40万円になります。

教材費や実習費用などは別で必要であることが多いため、学校にもよりますが学費は年間約50万円です。

2年間で約100万円ぐらいです。

働きながら取れる

全日制と半日制の課程があります。

資格取得のサポートをしてくれる医療機関があるため働きながら取ることができます。

看護師へステップアップ

准看護師の資格取得後、看護師養成学校や准看護師経験を7年積んで通信の看護学校に入学して看護師をめざすことができます。

2).デメリット

給料

仕事内容は看護師とほとんど変わらないことが多く、給料は看護師より少ないです。

准看護師の廃止

准看護師を廃止して看護師に一本化する動きがずっと前からあります。

まだ廃止になっていませんが将来どうなるかわかりません。

3).年収

おおよその平均年収は400万円程度です。

---