「肥満」について、過去の看護師国家試験で良く出題されています。必ず覚えましょう。
1、BMI
- 体重kg÷(身長m×身長m)
1).基準値
- 18.5未満:低体重「痩せ型」
- 18.5〜25未満:普通体重
- 25〜30未満:肥満「1度」
- 30〜35未満:肥満「2度」
- 35〜40未満:肥満「3度」
- 40以上:肥満「4度」
2).適性体重
- 22×(身長m×身長m)
- 適性体重=標準体重
2、ローレル指数
小学生や中学生が対象になります。
- 体重kg÷(身長m×身長m×身長m)×10
1).基準値
- 100未満:やせすぎ
- 100〜115未満:やせている
- 115〜145未満:ふつう
- 145〜160未満:ふとっている
- 160以上:ふとりすぎ
3、カウプ指数
乳幼児が対象になります。
- 体重kg÷(身長m×身長m)
1).基準値
- 3ヶ月〜1歳未満 :やせぎみ<16〜18<ふとりぎみ
- 1歳〜1.5歳未満:やせぎみ<15.5〜17.5<ふとりぎみ
- 1.5歳〜3歳未満:やせぎみ<15〜17<ふとりぎみ
- 3歳〜5歳:やせぎみ<14.5〜16.5<ふとりぎみ
4、過去の問題
過去の問題を見てみます。
過去問「必修」
平成25年(2013年)の国民健康・栄養調査による40歳代男性の肥満者の割合に最も近いのはどれか。
- 15%
- 35%
- 55%
- 75%
2.35%
過去問「必修」
平成28年(2016年)の国民健康・栄養調査の結果で、該当年代の男性における肥満者(BMI≧25.0)の割合が最も高い年代はどれか。
- 15〜19歳
- 30〜39歳
- 50〜59歳
- 70歳以上
3.50〜59歳
過去問「一般」
学童期の肥満で正しいのはどれか。
- Kaup〈カウプ〉指数で評価する。
- 症候性の肥満がほとんどを占める。
- 食事では蛋白質の摂取制限を行う。
- 成人期の生活習慣病のリスク因子である。
4.成人期の生活習慣病のリスク因子である。
過去問「一般」
学童期の肥満について正しいのはどれか。
- 肥満傾向児は肥満度30%以上と定義される。
- 肥満傾向児は高学年より低学年が多い。
- 肥満傾向児は男子より女子が多い。
- 成人期の肥満に移行しやすい。
4.成人期の肥満に移行しやすい。
過去問「一般」
腹部(CT別冊No. 2)を別に示す。
矢印で示す部位について正しいのはどれか。
- 肥満細胞で構成される。
- 厚さはBMIの算出に用いられる。
- 厚い場合は洋梨型の体型の肥満が特徴的である。
- 厚い場合はメタボリックシンドロームと診断される。
3.厚い場合は洋梨型の体型の肥満が特徴的である。
次のことは覚えましょう。
- BMI:体重kg÷(身長m×身長m)18.5〜25未満:普通体重
- ローレル指数:体重kg÷(身長m×身長m×身長m)×10
- カウプ指数:体重kg÷(身長m×身長m)
- 国民健康・栄養調査の肥満のデータ:40歳代、50歳代
- 学童期の肥満の特徴
- 成人期の生活習慣病のリスク因子である。
- 成人期の肥満に移行しやすい。
竜
勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ