看護師国家試験で「虚血性心疾患」がどのように出題されているのかまとめました。ポイントを覚えて確実に点数アップしていきましょう。
「虚血性心疾患」は看護師国家試験であまり出題されていません。
浅く広い知識を身につけるのが良いと思います。
虚血性心疾患は問題文や選択肢にもあまり出題されていないです。
出題されても簡単な問題ばかりですが、基本を知らないと間違えることがあるため、一読することをお勧めします。

1、基本
虚血とは漢字の通り「虚=中身がない」で、血がない状態になります。
つまり虚血性心疾患とは、心臓に栄養や酸素などを送る冠動脈が、なんらかの原因で障害が起こり、心臓の機能を維持するための十分な血液が流れない状態になります。
1).原因
原因としては動脈硬化や血管けいれんなどがあり、たばこやお酒も原因の1つで生活習慣病になります。
2).種類
大きく2つに分けることができます。
冠動脈が狭窄して血液が流れにくくなった状態を狭心症、冠動脈が詰まり血液が流れなくなった状態を心筋梗塞、の2つになります。
3).症状
心筋に必要な血液が足らなくなることでさまざまな症状が出現します。
- 狭心症
- 左前胸部から頸部、左上肢の痛み
- 左腕に内側の痛み
- 胸痛
- 胸部圧迫感
- 胸部絞扼感
- 背部痛
- 腹痛
- 呼吸苦
- 冷汗
- 吐き気
黄色のマーカーは有名な症状であるため覚えます。
- 心筋梗塞
- 激しい胸痛
- 胸部圧迫感
- 背部痛
- 左上半身の痛み
- 呼吸苦
- 冷汗
- 吐き気
- めまい
- 顔面蒼白
- 脱力感
- 動悸
- 失神
- ショック症状
他にもさまざまな症状があります。
2、過去の問題
過去の問題を見てみます。
過去問「一般」
虚血性心疾患の危険因子はどれか。
2つ選べ。
- 喫煙
- ストレス
- 少量の飲酒
- 低アルブミン血症
- 血中HDLコレステロール高値
1.喫煙
2.ストレス
ポイントは生活習慣病の危険因子を問題と出題されています。
喫煙やストレスは虚血性心疾患の原因である動脈硬化の危険因子であるため、動脈硬化を予防することで虚血性心疾患の予防につながります。

動脈硬化についてまとめてあるのだ
3、まとめ
- 虚血性心疾患は生活習慣病
- 狭心症:冠動脈が狭窄して血液が流れにくくなった状態
- 心筋梗塞:冠動脈が詰まり血液が流れなくなった状態
- 原因
- 動脈硬化
- 血管けいれん
- たばこ
- お酒
- 症状
- 狭心症
- 胸痛
- 左腕に内側の痛み
- 心筋梗塞
- 激しい胸痛
- 顔面蒼白
- 失神
- ショック症状
- 狭心症
- 過去問
- 虚血性心疾患の危険因子は「喫煙」「ストレス」


勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ
4、2022年度で出題されました!
左前胸部から頸部や左上肢への放散痛が生じる疾患はどれか。
- 胃潰瘍
- 狭心症
- 胆石症
- 尿管結石症
2.狭心症