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【認知症】看護師が覚えるBPSDと特徴!看護師国家試験で出題された問題!

「認知症」は看護師国家試験で良く出題されます。毎年出題されるぐらい出題頻度は高いです。必修問題から状況設定問題まで幅広く出題されます。

出題範囲が広すぎて、何をどこまで覚えれば良いかわからなくなりますが、過去の問題から要点を中心に覚えます。

ただ、要点だけでもかなりの量があるため時間をかけてしっかりと覚えます。


 
 

1、BPSD

1).中核症状

一般的に出現する一次的症状のことです。

  • 記憶障害
  • 見当識障害
  • 失語
  • 失行
  • 失認
  • 理解力や判断力の障害
  • 実行機能障害

2).周辺症状

中核症状に対して出現する二次的症状のことです。

中核症状や環境的、心理的、身体的などが原因で出現します。

  • 幻覚
  • 妄想
  • 焦燥
  • 仮性作業
  • 徘徊
  • 多動
  • 多弁
  • 興奮
  • 易怒的
  • 暴言
  • 暴力
  • 介護抵抗
  • 収集行動
  • 不潔行動
  • 抑うつ
  • 不安
  • 意欲低下
  • 依存
  • 不眠
  • 昼夜逆転
  • 異食
  • 過食
  • 無為
  • 無気力
  • 無関心
竜

詳しくはこの記事にまとめてあるのだ

中核症状をしっかりと覚えて周辺症状はさらっと覚えましょう。


 

2、特徴

認知症の原因により特徴は変わります。

それぞれのポイントだけ覚えましょう。

1).アルツハイマー型認知症

  • 最も多い型
  • 初期症状
    1. 記憶障害
      • 物を置き忘れる
      • 片付けた場所を忘れる
    2. 見当識障害
      • 日付や時間がわからない
    3. 失語
      • 固有名詞を忘れる
    4. 実行機能障害
      • 計画を立てて行動できない
    5. 被害妄想
      • 盗害妄想
    6. 意欲低下
      • 自発性の低下
  • 中期症状
    1. 記憶障害
      • 古い記憶
    2. 見当識障害
      • 家の近所で迷子になる
      • 季節に合わない衣類の選択
      • 自宅の部屋の場所がわからない
      • 自分がいる場所がわからない
      • 自宅にいるのに家に帰りたいと発言
    3. 失語
      • 話しの内容が理解できない
      • 話しのつじつまが合わない
      • 話したいことが言葉として上手く表現できない
      • 時計を読めない
    4. 失効
      • はさみが使えない
      • 更衣ができない
    5. 失認
      • 見たり聞いたりしている物の認識ができない
    6. 徘徊
      • 家の近所で迷子になる
  • 後期症状
    1. 見当識障害
      • 家族がわからない
    2. 不潔行動
      • 弄便
      • 失禁
    3. 異食
      • ビニールを食べる
      • 洗剤を飲む

2).レビュー小体型認知症

  • 認知機能障害の変動
    1. 「はっきり」「ボーっと」が入れ替わる
  • 幻視
    1. 発症初期から現れる
    2. 錯視
      • 虫が這っている
      • 子供がいる
      • 物が人に見える
    3. 夜間に症状が現れやすい
  • 睡眠時の異常行動
    1. 大声を出す
    2. 暴れる
  • パーキンソン症状
  • 自律神経症状
  • 抑うつ症状
  • 気分の変動
    1. 穏やか
    2. 興奮
    3. 無気力
    4. 錯乱

3).前頭側頭型認知症

  • 認知機能障害
  • 自発性低下
    1. 服装に無頓着
    2. 無関心
  • 失語症
  • 運動障害
  • 行動障害
    1. 常同行動
      • 同じ行動を繰り返す
    2. 注意障害
      • 持続して集中できない
  • 反社会行動
    1. 軽犯罪
      • 万引き
      • 盗食
  • 脱抑制
    1. 我慢ができない
    2. 遠慮がない
    3. 暴力
  • 人格変容
    1. 感情鈍麻
    2. 嗜好変化

4).血管性認知症

  • 他の認知症の症状と同じ
  • 記憶障害
  • 認知機能障害
  • 症状の変動が激しい

 

3、過去の問題

過去の問題を見てみます。

過去問「一般」

患者の状態と看護師のコミュニケーションの方法との組合せで正しいのはどれか。

  1. 構音障害───発音を促す
  2. 聴力障害───後方から声をかける
  3. 認知症dementia───患者のペースに合わせて話す
  4. 失語───言葉の誤りを繰り返し訂正する

3.認知症dementia───患者のペースに合わせて話す

過去問「一般」

認知症dementiaの中核症状はどれか。

  1. 幻聴
  2. 抑うつ
  3. 希死念慮
  4. 見当識障害

4.見当識障害

過去問「一般」

認知症dementiaの高齢者に対するノーマライゼーションで正しいのはどれか。

  1. 散歩を勧める。
  2. 決められた服を着るよう勧める。
  3. 重度の場合は精神科病棟に入院を勧める。
  4. 食べこぼしのあるときに箸を使用しないよう勧める。

1.散歩を勧める。

過去問「一般」

Lewy〈レビー〉小体型認知症dementia with Lewy bodiesの初期にみられる症状はどれか。

  1. 幻視
  2. 失語
  3. 脱抑制
  4. 人格変化

1.幻視

過去問「一般」

Aさん­(66歳、男性)は、Lewy〈レビー〉小体型認知症dementia with Lewy bodiesであるが、日常生活動作〈ADL〉は自立している。

介護老人保健施設の短期入所〈ショートステイ〉を初めて利用することとなった。

施設の看護師は、同居している家族から「以前、入院したときに、ご飯にかかっているゴマを虫だと言って騒いだことがあったが、自宅ではそのような様子はみられない」と聞いた。

入所当日の夜間の対応で適切なのはどれか。

  1. 虫はいないと説明する。
  2. 部屋の照明をつけたままにする。
  3. 細かい模様のある物は片付ける。
  4. 窓のカーテンは開けたままにする。

3.細かい模様のある物は片付ける。

過去問「一般」

Aさん­(66歳、女性)は、4年前に前頭側頭型認知症frontotemporal dementiaと診断され、介護老人福祉施設に入所している。

時々、隣の席の人のおやつを食べるため、トラブルになることがある。

この状況で考えられるAさんの症状はどれか。

  1. 脱抑制
  2. 記憶障害
  3. 常同行動
  4. 自発性の低下
  5. 物盗られ妄想

1.脱抑制

過去問「一般」

Alzheimer〈アルツハイマー〉型認知症の患者にみられる実行機能障害はどれか。

  1. シャツを前後反対に着る。
  2. 調理の手順がわからなくなる。
  3. 物音がすると食事を中断する。
  4. 鏡に映った自分の姿に話しかける。
  5. 歯ブラシで髪の毛をとかそうとする。

2.調理の手順がわからなくなる。

過去問「一般」

認知症高齢者との対話で適切なのはどれか。

  1. 表情を見せながら話す。
  2. 高齢者の横から話しかける。
  3. 会話の内容を記憶しているか確認する。
  4. 言葉が出てこない時は思い出すまで待ち続ける。

1.表情を見せながら話す。

過去問「一般」

Aさん(75歳、男性)は妻(66歳)と2人暮らし。3か月前に認知症dementiaの診断を受けた。妻から訪問看護師に「夫は通所介護のときは穏やかに過ごしていると聞いているが、家では興奮することが多く、どう対応すればよいかわからない」と相談があった。

このときの妻に対する訪問看護師の最初の対応で適切なのはどれか。

  1. 主治医に相談するよう勧める。
  2. Aさんと散歩に出かけることを勧める。
  3. 通所介護の頻度を増やすことを提案する。
  4. Aさんが興奮する状況を妻と一緒に振り返る。

4.Aさんが興奮する状況を妻と一緒に振り返る。

過去問「一般」

認知症高齢者とのコミュニケーションで適切なのはどれか。

  1. 説得するように話す。
  2. 作話があっても話を聞く。
  3. 一度に多くの情報を伝える。
  4. 同じ内容を繰り返している場合は会話を終了する。

2.作話があっても話を聞く。

過去問「状況設定」

Aさん(­68歳、男性、自営業)は、妻(73歳)と2人暮らし。

Aさんの就寝時刻は21時で、入眠後90分以上が経過した睡眠中に、大声で叫び、腕や足を振り回し暴れる行動が繰り返しみられたが、昼寝では夜間のような行動はみられない。

日中、台所で子どもが遊んでいると言い、妻が台所を確認しても誰もいないことが何度かあった。

心配になった妻がAさんとともに病院を受診し、Lewy〈レビー〉小体型認知症と診断された。

Aさんは定期的に精神科外来を受診することになった。

受診6か月後、Aさんは足の筋肉がこわばり、動きが鈍くなった。

また、幻視を訴える頻度が増え、感情のコントロールができず、妻に暴言や暴力を振るうことが多くなったため、精神科病院に入院となった。

入院2日、Aさんは歩行時に床に子どもが寝転んでいると訴えて、子どもをよける動作で転びそうになった。

また、突然、興奮して大声で怒り出すため、同室患者が苦情を訴えた。

Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。

  1. Aさんに別の病室へ移動することを提案する。
  2. 歩行時は看護師と一緒に歩くように声をかける。
  3. 怒りをコントロールできる方法を見つけるように伝える。
  4. 床に子どもがいるように見えるのは幻視であることを説明する。

2.歩行時は看護師と一緒に歩くように声をかける。

過去問「状況設定」

Aさん(­82歳、女性)は息子(­57歳、会社員)と息子の妻(­55歳、パート勤務)との3人暮らし。

3年前にAlzheimer〈アルツハイマー〉型認知症と診断され、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準IIb、要介護2である。

Aさんの介護は、主に息子の妻が行っていた。

Aさんは、声かけがあれば日常生活動作〈ADL〉を自分で行うことができた。

しかし、Aさんは徐々に認知症が重度化し、1人で外出すると帰ってくることができなくなり、夜間に落ちつきなく動き回ることが多くなった。

息子と息子の妻はAさんの介護について介護支援専門員に相談していたが、息子の妻は睡眠不足となり、体調を崩してしまった。

そのため、Aさんは介護老人保健施設に入所することになった。

入所した日の夕方、Aさんは自分の荷物をまとめて「夕食を作らなければいけないので、家に帰ります」と施設内を歩いている。

Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。

  1. 「他の入所者と話をしましょう」
  2. 「椅子に座ってお話ししませんか」
  3. 「入所中なので家には帰れません」
  4. 「歩くのは危ないのでやめましょう」

2.「椅子に座ってお話ししませんか」

過去問「状況設定」①

Aさん(77歳、男性)は、妻(79歳)と2人暮らし。

5年前にAlzheimer〈アルツハイマー〉型認知症と診断された。

現在のMMSE〈Mini-mental State Examination〉は18点。

家では、食事は準備すれば自分で摂取できる。排泄は尿意や便意ともにあり、トイレで排泄できる。

入浴は妻の介助でシャワー浴を行っているが、機嫌が悪いと「うるさい」と怒鳴り、介助を拒否する。

Aさんはにぎやかな場所が苦手であり、また、時々1人で外に出て行ってしまい家に帰れなくなることがある。

最近、Aさんが妻の介助を激しく拒否し大声で怒鳴ることが多くなってきたため、 妻は介護支援専門員に相談した。相談の結果、妻の介護負担を軽減する目的で、Aさんは通所介護を利用することになった。

通所の初日、Aさんは、初めての場所に戸惑った様子で、施設内を歩き回っている様子がみられた。妻は「夫がデイサービスに慣れるか心配です」と言って、Aさんの様子をみている。

妻への看護師の声かけで最も適切なのはどれか。

  1. 「Aさんが好きなことをして過ごせるようにします」
  2. 「入口のドアに鍵をかけてあるので大丈夫です」
  3. 「毎回、Aさんに付き添ってください」
  4. 「Aさんには1人で居てもらいます」

1.「Aさんが好きなことをして過ごせるようにします」

過去問「状況設定」②
(上記①の続きの問題)

通所介護でレクリエーションが始まり、Aさんは周囲を見ていたが、しばらくするとそわそわしながら席を離れていなくなった。その後、看護師は、介護職員からAさんがゴミ箱に排尿していたという報告を受けた。

このときのAさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。

  1. 目立たない場所にゴミ箱を置く。
  2. 1時間ごとに尿意を確認する。
  3. パンツ型おむつを勧める。
  4. トイレの際は同行する。

4.トイレの際は同行する。

過去問「状況設定」
(上記②の続きの問題)

入浴の時間になり、Aさんは浴槽を見て「あれは、何?」と興味を示したが、介護職員が入浴を勧めると「今日はやめておく」と言う。看護師が再度入浴を勧めると、Aさんは「今日は忙しくて時間がない」と答えている。

Aさんへの看護師の対応で最も適切なのはどれか。

  1. 全身清拭を行う。
  2. 浴槽の説明を行う。
  3. 自宅で入浴してもらう。
  4. 時間をおいてから再度入浴を勧める。

4.時間をおいてから再度入浴を勧める。

過去問「状況設定」

Aさん­(80歳、男性)は、妻­(80歳)と2人暮らし。

血管性認知症でパーキンソニズムがみられる。

認知症高齢者の日常生活自立度判定基準ランクIIb、要介護2。

普段は妻がAさんの身の回りの世話をしているが、妻が入院したため短期入所療養介護のサービスを受けることになった。

入所時のAさんは歩行開始困難、加速歩行、すくみ足などの歩行障害がみられた。

Aさんは「最近、家の中でつまずくことが多くなりました」と入所中の施設の看護師に話した。

入所初日の夜、Aさんはトイレに行った後、入所者Bさんの部屋に入ったという夜勤者からの申し送りがあった。

Aさんへの対応で最も適切なのはどれか。

  1. Aさんの部屋の前にAさんが認識しやすい目印を掲示する。
  2. 夜間は2時間ごとにAさんを起こしてトイレに誘導する。
  3. 夜間は尿器を使用することをAさんに勧める。
  4. AさんとBさんの部屋を入れ替える。

1.Aさんの部屋の前にAさんが認識しやすい目印を掲示する。

過去問「状況設定」

Aさん(­82歳、女性)は、Alzheimer〈アルツハイマー〉型認知症で、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準IIb、要介護1である。

息子と2人暮らしであったが、1年前から認知症対応型共同生活介護認知症高齢者グループホームに入所している。

息子は仕事が忙しいため、2か月に1回面会に来所する。

Aさんは2日前から活気がなくなり、食事量も減少した。

本日、発熱や下痢を主訴に介護職員に付き添われて外来を受診した。

外来の看護師が介護職員に普段の健康状態の把握の方法を尋ねると、1日1回の体温と血圧の測定、月1回の体重測定、レクリエーションへの参加の様子を確認しているという回答を得た。

Aさんは、看護師の簡単な質問に答えることができる。

身体所見:体温37.0°C、呼吸数24/分、脈拍72/分、血圧132/82mmHg、呼吸音は異常なし。

水様便が3回/日、濃縮尿、手指の冷感あり、顔色は不良。

皮膚の乾燥あり。

体重45.8kg。

検査所見:Ht40%、白血球9,800/μL、尿素窒素25mg/dL。Na150mEq/L、尿比重1.030。

Aさんは入院し、点滴静脈内注射が開始された。

Aさんの顔色は良くなり眠っているため、介護職員は施設に戻った。

看護師がAさんの様子を確認するため病室へ行くと、目が覚めたAさんは「誰かいないの」と大声を出し、興奮した様子で点滴静脈内注射のラインを外そうとしていた。

看護師の対応で適切なのはどれか。

2つ選べ。

  1. 睡眠薬を与薬する。
  2. 入院中であることを伝える。
  3. 興奮が落ち着くまで身体拘束を行う。
  4. 息子に退院まで付き添うよう連絡する。
  5. 点滴静脈内注射のラインを見えないようにする。

2.入院中であることを伝える。

5.点滴静脈内注射のラインを見えないようにする。

過去の正解答を覚えて認知症の方の対応を覚えましょう。


4、まとめ

  • BPSD
    1. 中核症状
      • 記憶障害
      • 見当識障害
      • 失語
      • 失行
      • 失認
      • 理解力や判断力の障害
      • 実行機能障害
    2. 周辺症状
      • 二次的症状
  • アルツハイマー型認知症
    1. 最も多い型
    2. 記憶障害
    3. 見当識障害
    4. 失語
    5. 実行機能障害
    6. 盗害妄想
    7. 意欲低下
    8. 失効
    9. 失認
    10. 徘徊
    11. 不潔行動
    12. 異食
  • レビュー小体型認知症
    1. 認知機能障害の変動
    2. 幻視
    3. 睡眠時の異常行動
    4. パーキンソン症状
    5. 自律神経症状
    6. 抑うつ症状
    7. 気分の変動
  • 前頭側頭型認知症
    1. 認知機能障害
    2. 自発性低下
    3. 失語症
    4. 運動障害
    5. 行動障害
    6. 反社会行動
    7. 脱抑制
    8. 人格変容
  • 血管性認知症
    1. 他の認知症の症状と同じ
    2. 記憶障害
    3. 認知機能障害
    4. 症状の変動が激しい

竜

勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ