「更年期障害」について、過去の看護師国家試験ではほとんど出題されていませんが、一読することをお勧めします。
1、更年期障害
老化に伴い性ホルモンの減少や増加が起こりホルモンのバランスが崩れることで、さまざまな症状が出現する状態です。
1).身体的症状
- ほてり
- のぼせ
- 多汗
- 倦怠感
- めまい
- 動悸
- 頭痛
- 肩こり
- 腰痛
- 皮膚の掻痒感
- 性機能障害
- 泌尿器症状
2).精神的症状
- 認知力低下
- 無気力
- 不安
- 抑うつ
- 不眠
- イライラ
3).ホルモンの変化
卵胞機能の低下により「卵胞ホルモン=エストロゲン」「黄体ホルモン=プロゲステロン」の分泌が減少します。
「テストステロン」「プロラクチン」も老化に伴い分泌が減少します。
ネガティブ「負の」フィードバックにより「性腺刺激ホルモン放出ホルモン」「黄体形成ホルモン=LH」「卵胞刺激ホルモン=FSH」は増加します。
減少、増加するホルモンを覚えます。
閉経する平均年齢は「50歳」であることを覚えます。
閉経の判断は無月経12ヶ月以上経過したら最終月経月にさかのぼり閉経と判断します。
2、過去の問題
過去の問題を見てみます。
過去問「一般」
更年期障害の女性にみられる特徴的な症状はどれか。
- 異常発汗
- 低血圧
- 妄想
- 便秘
1.異常発汗
竜
勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ