看護師国家試験で「廃用症候群」がどのように出題されているのかまとめました。ポイントを覚えて確実に点数アップしていきましょう。
1、廃用症候群とは
長期臥床により活動性が低下して、それに伴い生じる心身の病的状態のことです。
高齢者だけではなく、どの年齢でも生じるリスクがありますが高齢者の場合は加齢に伴い身体機能の低下があるため、廃用症候群となるリスクが高いです。
看護師国家試験ではどのように出題されているか見てみます。
過去問「必修」
廃用症候群を示すのはどれか。
- 濃い味付けに慣れると薄味がわからなくなる。
- 年齢を重ねると小さな字が読みにくくなる。
- 多量の発汗があると尿量が少なくなる。
- 歩かないと下肢筋力が低下する。
4.歩かないと下肢筋力が低下する。
過去問「必修」
廃用症候群の予防で正しいのはどれか。
- 温罨法
- 安静臥床
- 減塩食の提供
- 関節可動域訓練
4.関節可動域訓練
過去問「一般」
廃用症候群の説明で適切なのはどれか。
- 二次的に低カルシウム血症を発症する。
- 加齢とともに症状の進行は遅くなる。
- 二次的に起立性低血圧を発症する。
- 癌患者ではみられない。
3.二次的に起立性低血圧を発症する。
過去問「一般」
廃用症候群を予防する方法で正しいのはどれか。
- 関節固定後の等張性運動
- ギプス固定後からの等尺性運動
- 下腿の中枢から末梢へのマッサージ
- 足底板の装着による下腿三頭筋の収縮
2.ギプス固定後からの等尺性運動
2、ポイント
過去の問題では廃用症候群の予防方法や症状などが出題されています。
1).予防方法
- 運動
- 寝たきりの状態にしない
- 座って過ごす時間を増やす
- 日光浴
- リハビリテーション
- バランスの良い食事
- ギプス固定後からの等尺性運動
- 関節可動域訓練
2).症状
- 筋力低下
- 関節拘縮
- 骨萎縮
- 心機能低下
- 深部静脈血栓
- 嚥下能力低下
- 抑うつ
- せん妄
- 見当識障害
- 認知機能低下
- 圧迫性神経障害
- 尿路感染症
- 便秘
- 褥瘡
- 歩かないと下肢筋力が低下する
- 二次的に起立性低血圧を発症する
3、まとめ
廃用症候群は心身の機能低下である事を理解していれば、予防方法や症状はある程度予想がつきます。
そのため全て覚える必要はありませんが、過去に出題された事は覚えます。
赤の下線は過去の看護師国家試験で出題された解答です。
- 予防方法
- 運動
- 寝たきりの状態にしない
- 座って過ごす時間を増やす
- 日光浴
- リハビリテーション
- バランスの良い食事
- ギプス固定後からの等尺性運動
- 関節可動域訓練
- 症状
- 筋力低下
- 関節拘縮
- 骨萎縮
- 心機能低下
- 深部静脈血栓
- 嚥下能力低下
- 抑うつ
- せん妄
- 見当識障害
- 認知機能低下
- 圧迫性神経障害
- 尿路感染症
- 便秘
- 褥瘡
- 歩かないと下肢筋力が低下する
- 二次的に起立性低血圧を発症する
4、追加問題
112回
不活動状態が持続することで生じるのはどれか。
- 廃用症候群
- 緊張病症候群
- 慢性疲労症候群
- シックハウス症候群
1.廃用症候群
竜
勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ