「抗癌薬」は看護師国家試験で比較的出題されています。しっかりと対策をすることをお勧めします。
薬剤の問題は基本的なことが出題されることが多いため、点数を取りやすいです。
特に副作用は出題される頻度が高いので主要なことを優先的に覚えます。
1、副作用
副作用の出現する時期は、症状や個人差で大きく違います。
マーカー部分は覚えます。
- 主な副作用
- 倦怠感
- 口腔粘膜炎
- 皮膚障害
- 骨髄抑制
- 全ての血球減少
- 易感染
- 貧血
- 出血傾向
- 脱毛
- 下痢
- 悪心・嘔吐
- 過敏症
- 発熱
- 便秘
- 心障害
- 間質性肺炎
- 肝障害
- 腎障害
- 出血性膀胱炎
- 精神神経症状
- 末梢神経障害
- 副作用:骨髄抑制、悪心、嘔吐、下痢、食欲不振、脱毛、口内炎
- 骨髄抑制:全ての血球減少、易感染、貧血、出血傾向
- おおよその時期
- 湿疹:初期投与、3週間
- 倦怠感:翌日〜1週間
- 口腔粘膜炎:1〜2週間
- 皮膚・爪の障害:1〜3週間
- 骨髄抑制:10日〜14日
- 脱毛:2〜3週間
- 下痢:投与中〜24時間
- 悪心・嘔吐:投与開始〜5日
2、過去の問題
過去の問題について見てみます。
過去問「必修」
骨髄抑制が出現するのはどれか。
- 麻薬
- 利尿薬
- 抗癌薬
- 強心薬
3.抗癌薬
過去問「必修」
抗癌薬の有害な作用で起こりやすいのはどれか。
- 嘔吐
- 失禁
- 高血糖
- 光線過敏
1.嘔吐
過去問「必修」
抗癌薬の副作用(有害事象)である骨髄抑制を示しているのはどれか。
- 嘔吐
- 下痢
- 神経障害
- 白血球減少
4.白血球減少
過去問「一般」
点滴静脈内注射によって抗癌薬を投与している患者の看護で適切なのはどれか。
- 悪心は薬で緩和する。
- 留置針は原則として手背に挿入する。
- 血管痛がある場合は直ちに留置針を差し替える。
- 2回目以降の投与では過敏症の症状の確認は必要ない。
1.悪心は薬で緩和する。
ポイントは骨髄抑制について良く出題されています。
過去の正解答をそのまま覚えます。
3、まとめ
- 主な副作用
- 倦怠感
- 骨髄抑制
- 脱毛
- 悪心・嘔吐
- 間質性肺炎
- 過去問
- 骨髄抑制が出現するのは抗癌薬
- 抗癌薬の有害な作用で起こりやすいのは嘔吐
- 抗癌薬の副作用(有害事象)である骨髄抑制を示しているのは白血球減少
- 点滴静脈内注射によって抗癌薬を投与している患者の看護で適切なのは悪心は薬で緩和する。
竜
勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ