「自律神経」について、過去の看護師国家試験で出題されるのは基本的な問題が多いです。自律神経は色々と覚えることはありますが、まずは問題として出題されやすい基本を中心に覚えましょう。
余裕があれば少しずつ深い内容を覚えると良いと思います。
竜
詳しくまとめてあるのだ
1、自律神経
1).交感神経
外界の変化に適応するため緊急時に優位となり全身の活動力を高めます。
活動する時に優位になる神経です。
- 交感神経優位で起こる身体変化
- 瞳孔散大
- 血圧上昇
- 心拍数上昇
- 抹消血管収縮
- 気管支拡張
- 消化管蠕動運動抑制
- 消化液分泌抑制
- グリコーゲン分解による血糖上昇
- 立毛筋収縮による鳥肌
- インスリン分泌抑制
- 排尿排便回数減少
- 射精
- 発汗
- アドレナリン分泌
- ノルアドレナリン分泌
2).副交感神経優位
生命の維持をするため、安静時に優位となりリラックスして全身の生命維持力を高めます。
休息する時に優位になる神経です。
- 副交感神経優位で起こる身体変化
- 瞳孔縮小
- 血圧下降
- 心拍数減少
- 抹消血管拡張
- 気管支収縮
- 消化管蠕動運動亢進
- 消化液分泌
- グリコーゲン分解による血糖下降
- 立毛筋弛緩
- インスリン分泌
- 排尿排便回数増加
- 勃起
- 発汗抑制
- アセチルコリン分泌
副交感神経を含む脳神経
副交感神経を含む脳神経は4つあります。
- 動眼神経
- 顔面神経
- 舌咽神経
- 迷走神経
2、過去の問題
過去の問題を見てみます。
過去問「一般」
交感神経の作用はどれか。
2つ選べ。
- 散瞳
- 精神性発汗
- 腸蠕動の促進
- 排尿筋の収縮
- グリコーゲン合成の促進
1.散瞳
2.精神性発汗
過去問「一般」
副交感神経を含む脳神経はどれか。
2つ選べ。
- 動眼神経
- 三叉神経
- 内耳神経
- 迷走神経
- 舌下神経
1.動眼神経
4.迷走神経
3、追加問題
112回
副交感神経の作用で正しいのはどれか。
- 瞳孔散大
- 気管支拡張
- 心拍数の増加
- 消化液分泌の促進
4.消化液分泌の促進
竜
勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ