水中毒についてまとめました。水分摂取の簡易計算方法もあります。
あなたは1日にどれだけ水分を飲んでいますか。
年齢や活動量などで必要な水分量は違ってきます。
1、水「H2O」とは
水素「H」と酸素「O」の化合物のことです。
1).人間の水分量
身体の中の水分量は加齢とともに減少します。
人は半分以上が「水」でできています。
半分以上水なのだ
体重における割合
- 新生児:約80%
- 乳児:約70%
- 幼児:約65%
- 成人:約60%「男性」約55%「女性」
- 高齢者:50〜55%
2).水のリスク
1日に飲む水分量は少なすぎても多すぎても身体に良くありません。
少ない場合
- 脱水症
- 脳梗塞
- 心筋梗塞
多い場合
- 低ナトリウム血症
- 水中毒
2、1日に必要な水分量
必要水分量ml=年齢別必要量ml×実測体重kg
年齢別必要量は下の一覧を参照するのだ
1).年齢別必要量
新生児:125〜150ml
乳児:120〜160ml
幼児:100〜130ml
学童:60〜80ml
思春期:40〜60ml
55歳未満:35ml
55〜65歳未満:30ml
65歳以上:25ml
2).食事に含まれる水分
10kcal=約4ml
3).簡易計算方法
例
- 年齢「20歳」
- 体重「60kg」
- 1日のkcal「2200kcal」
35ml×60kg=2100ml
2200kcal÷10×4=880ml
2100ml−880ml=1220ml
1日に必要な飲水量は1220mlになります。
詳しい計算についてまとめあるのだ
3、水中毒
水分の過剰摂取により低ナトリウム血症や痙攣の状態が出現します。
重症では死亡に至るとても危険な病気です。
水の飲み過ぎは危険なのだ
腎臓での利尿速度は「最大約16ml/分」と考えられています。
これを超える勢いで水分を短時間で大量に摂取すると細胞が膨化します。
また、水分により希釈されることで低ナトリウム血症となり水中毒となります。
1).危険な量
短時間で大量の水分を摂取することが危険になります。
あくまで目安ですが、次の量を超える速さで水分摂取をすると危険のリスクが高くなります。
- 目安
- 1分あたり:16ml
- 30分あたり:480ml
- 1時間あたり:960ml
2).水分の重要性
水は必要不可欠なものです。
食べる物がなくても人は水と睡眠だけで2~3週間は生きられます。
しかし水は1滴も飲まないと4~5日程度で死んでしまいます。
水分はとても大切であるため、1日に必要な水分量を計算して、その水分量を目安にすると良いですよ。
水はめっちゃ大切なのだ