看護実習が始まる前は不安が多いと思います。実習中、先生や指導者と上手くいかないことも。そんな悩みが少しでも軽減できればと思い看護実習を上手く乗り切るコツをまとめました。
先生や指導者との関係は大切なのだ
印象に関わりがあるメラビアンの法則をまとめてあるので、良ければ参考にして下さい。
1、はじめに
看護学生の頃はほとんどの先生や指導者に気に入られるタイプだったと思います。
自分だけの感覚ではなくて同期の学生から「気に入られている」「立ち回り方上手」など良く言われました。
そうじゃない場合もありましたが…
上手く立ち回れないこともあったのだ
結論から話すと、実習を上手く立ち回る方法はこれです。
上手く立ち回る方法
- はっきり簡潔に話す
- 正しい姿勢と態度
- 嘘や言い訳はしない
- イエスマン
- 学校の先生に相談する
順番に見ていきたいと思います。
2、はっきり簡潔に話す
人は忙しくなると「焦る」「イライラ」「自分のペースを乱されたくない」などさまざまことを感じたり思ったりします。
指導者も人であるため、仕事していれば少なからずこのような思いを感じます。
忙しくなると周りが見えなくなるのだ
指導者が忙しくなる理由として、看護学生を受け持つ以外に「患者のケア」「委員会」「後輩の指導」など多くの仕事を抱えていることが原因にあります。
施設によっては指導者の業務軽減のため、仕事の割り振りを「看護学生の受け持ち」だけにすることもあります。
忙しく仕事をしている時に看護学生からの報告や相談が「回りくどい」「何を伝えているかわからない」「何がしたいのかわからない」などであれば、その学生に対して良いイメージは持たないと思います。
指導者に報告や相談をする前に何をどう話すか要点をまとめてから話すようにします。
看護学生にとって実習は授業であっても、指導者にとっては仕事であることを理解しておくことが必要です。
ポイント
- 滑舌良く声の大きさに気をつける
- 話す要点をまとめてから簡潔に報告
- 自分の考えを伝える
3、正しい姿勢と態度
人の姿勢は印象を与えるものです。
正しく綺麗な姿勢であれば「しっかりした人」悪い姿勢であれば「だらしない人」など印象は姿勢により変わります。
印象を良くするために正しい姿勢を心がけるようにします。
背筋ぴーんなのだ
また、態度は表情や行動に出やすいため注意します。
実習をさせてもらっていることに対して感謝することを忘れなければ自然と良い態度になると思います。
ポイント
- 良い姿勢を心がける
- 実習に対して感謝する
4、嘘や言い訳はしない
自分が実施した援助などが間違っていても正直に報告します。
嘘や言い訳で取り繕うと後で大変なことになります。
先生や指導者に指摘されたら「すいませんでした、ご指導ありがとうございました」と素直に間違っていたこと認めます。
素直が1番なのだ
もちろん、受け持ち患者に1番迷惑をかけているのでそこは忘れてはいけません。
その後、実施した援助に対して何が良くて何がダメなのか振り返りをします。
振り返りができたら何をどう直すのかを考えて修正します。
1日の最後に先生と指導者と看護学生達で話し合い「カンファレンス」があるので、この時に発表します。
ポイント
- 間違いを認めて素直に謝る
- 振り返りをして修正する
5、イエスマン
イエスマンは少し言い過ぎかも知れませんが、先生や指導者の助言や指導は基本的に同意します。
自分の意見が言いたくても、その助言や指導に疑問を思っても、調べられない状況であれば同意をします。
反論したところで学生の考えより経験者「先生や指導者」の考えの方が信頼できるとして聞き入れてくれません。
もし疑問に思うことがあり反論する時は、1度持ち帰りとことん調べてエビデンスを示して反論します。
客観的に100%自分が正しいと言える材料がなければ反論しても自分が論破されるだけになる可能性が高いです。
「イエスマン」という言葉はあまり良い印象にありませんが、助言や指導は素直に聞きます。
ポイント
- 助言や指導を受け入れる
6、学校の先生に相談する
色々なタイプの先生がいると思いますが、基本的に看護学生が看護師になるのを願っていると思ってもいます。
指導者から受ける理不尽なことや学生間での差別など実習中、困ったことがあったら先生に必ず相談した方が良いと思います。
これは主観的意見ですが、学校での生活態度や服装など厳しく怒る先生ほど実習中は優しく頼りになるイメージがあります。
担当の先生が話を聞いてくれなければ、その上の教務主任や教頭先生などに相談するアポイントをした方が良いです。
1人で悩みを抱え込むと実習を継続することができないぐらい辛くなるので、困ったら先生に相談します。
先生に相談したことあるのだ
ポイント
- 困ったら先生に相談する
7、まとめ
他にも「話すタイミング」「あいづち」「笑顔」など実習を上手く乗り切るコツはまだまだありますが、基本的なことを抑えることが大切だと思います。
今までのポイントをまとめます。
1、はっきり簡潔に話す
- 滑舌良く声の大きさに気をつける
- 話す要点をまとめてから簡潔に報告
- 自分の考えを伝える
2、正しい姿勢と態度
- 良い姿勢を心がける
- 実習に対して感謝する
3、嘘や言い訳はしない
- 間違いを認めて素直に謝る
- 振り返りをして修正する
4、イエスマン
- 助言や指導を受け入れる
5、学校の先生に相談する
- 困ったら先生に相談する
看護実習は試練なのだ