記載内容:1、公的医療保険の負担割合 2、公的医療保険の給付 3、公的医療保険の保険者 4、国民医療費 5、介護保険 6、介護保険の負担割合 7、介護保険の申請 8、介護認定審査会 9、介護支援専門員
看護師国家試験の対策は過去の問題にあります。
過去の問題と同じ傾向の問題が良く出題されるので、まずは過去の問題からポイントを覚えます。
問題と答えを覚えるのではなくポイントを覚えることで違う形式で問題が出題されても柔軟に対応できます。
現在のデータは年々変動があるため記載してありません。

出題される年のデータは手元の本で調べるのだ
1、公的医療保険の負担割合
年齢別負担割合
1、義務教育就学前
- 割合負担は2割
2、義務教育就学後〜70歳未満
- 割合負担は3割
3、70〜75歳未満
- 割合負担は2割
4、75歳以上
- 割合負担は1割
1).ポイント
年齢による割合負担を覚えます。
小児の場合は支払いがないことが多く0割負担と思われがちですが、子どもの医療費助成制度により負担割合分の支払額が助成されて0割となります。
70歳以上であっても「現役並み所得者」であれば割合負担が3割になるので注意が必要です。

割合負担をしっかり覚えるのだ
支払う負担金を「一部負担金」と呼びます。
2、公的医療保険の給付
ここにある給付は全部ではなく、良く出題されるものを記載してあります。
公的医療保険の給付
1、療養の給付
- 病気や怪我などで医療機関を受診するときにかかる料金に対し、一定の割合で給付を受けることができる
- 受けた給付以外の一部負担金「自己負担金」は支払う必要がある
- 診察、薬剤、注射、処置、手術、検査、XーPなど、医療機関に受診してかかる医療費が対象となる
- 健康診断や交通事故、予防注射などは給付の対象外となる
2、入院時食事療養費
- 入院時の食事にかかる医療費は入院時食事療養費として給付を受けることができる
- 入院食事療養費は一部の給付であるため食事療養費標準負担額を支払いをする必要がある
3、高額療養費
- 医療費が高額になる場合、一定の金額を超えた分が後で払い戻される制度のこと
- 年齢に関係なく申請することができる
- 年齢や所得状況により払い戻される金額が違う

在宅や入院でかかる医療費も療養の給付なのだ
1).ポイント
療養の給付からの過去の問題で「薬剤の支給」や「手術」などが選択肢であります。
過去の問題で「療養の給付はどれか」との問いの選択肢に「入院時の食事」と引っ掛けで出題されたことがあります。
公的医療保険の給付であり、療養の給付ではないため注意が必要です。

用語と意味をしっかり覚えるのだ
3、公的医療保険の保険者
保険者
1、国民健康保険
- 市町村と都道府県、国民健康保険組合である
2、健康保険
- 全国健康保険協会や健康保険組合である
3、後期高齢者医療制度
- 後期高齢者医療広域連合である
1).ポイント
2018年4月より国民健康保険制度が変更となり保険者が市町村、都道府県、国民健康保険組合の3つに変わっています。

国民健康保険の保険者が出やすいのだ
4、国民医療費
覚える桁は「◯◯兆円」
1).ポイント
試験に出題される年の国民医療費を覚えます。
5、介護保険
介護保険
1、第1号被保険者
- 65歳以上
- 申請しなくても介護保険証が交付される
2、第2号被保険者
- 40〜65歳未満
- 申請して認定された人のみに交付される

40〜65歳未満でも申請して認定されたら介護保険を使えるのだ
1).ポイント
第1号被保険者と第2号被保険者を覚えます。
介護保険は予防給付であることを覚えます。
6、介護保険の負担割合
基本的に1割負担です。
年金収入や所得、世帯などにより割合が決まります。
1).ポイント
1〜3割負担であることを覚えます。
もっとも高い割合が3割であること覚えます。

割合は1割、2割、3割があるのだ
7、介護保険の申請
申請先が市町村と特別区です。
1).ポイント
介護保険の保険者も市町村と特別区であることを覚えます。
8、介護認定審査会
要介護状態の区分の審査判定業務を行います。
似たような名前の介護保険審査会があるので注意が必要です。

介護保険審査会は過去にひっかけで出題されているのだ
1).ポイント
介護認定審査会は市町村が設置しています。
9、介護支援専門員
ケアマネジャーのことです。
介護サービス計画「ケアプラン」の作成をします。
1).ポイント
介護サービス計画は「居宅サービス計画」「施設サービス計画」「介護予防サービス計画」の3つに分かれます。
この3つの名前も覚えます。

勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ