幻覚の種類や状態についてまとめました。
精神疾患では幻覚の症状がある方は多くいます。
幻覚って具体的に何があるのか見ていくのだ
1、幻覚とは
対象なき知覚のことです。
外界からの情報がないのに知覚してしまう状態です。
「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」の五感で症状が現れます。
幻覚に左右されると日常生活に影響します。
1).種類と状態
これ全部ひっくるめて幻覚と言うのだ
幻視
現実には見えない「人」「動物」「虫」「建物」「文字」「光」「色」などが見える状態です。
幻視により現実の行動が左右されることがあるのだ
例えば文字で「ご飯を食べるな」「叫べ」みたいな命令が書いてあると現実にそのように行動してしまうことがあるのだ
幻聴
現実には聞こえない「音」「声」などが聴こえる状態です。
「単純」「複雑」な音や「1人」「数人」「大勢」の声など色々あります。
幻聴は耳から聞こる以外に「腹部」や「直接脳に届く」など聞こえ方は色々あります。
幻聴により現実の行動が左右されることがあるのだ
例えば「殺してやる」と聞こえたら自分の身を守るために周りに暴力をするとか、命令されるとその命令通りに行動してしまうことがあるのだ
幻聴に命令されたりすると、その幻聴に左右されて行動化してしまうことがあります。
幻触
実際に触られていないのに触られていると感じる状態です。
「くすぐったい」「虫が這いずり回っている」「誰かになでられている」などがあります。
幻味
食べた物が実際とは違う味として感じる状態です。
毒を盛られてるなど被害的に思うことがあるのだ
妄想に発展することもあるのだ
幻味により何かされていると被害的に思う場合があります。
幻嗅
その物や状況から本来ある臭いではなく、本来の臭いからかけ離れた言い表せない臭いを感じる状態です。
疾患などで嗅覚がなくなった人が「記憶」「経験」などにより、その物や状況にあった臭いがする状態も幻嗅です。
嫌な臭いにより毒をまかれているなど被害的に思うことがあるのだ
妄想に発展することもあるのだ
幻肢
なんらかの原因で手や足がない人が、存在していない手や足が存在すると感じる状態です。
幻肢は事故などで手足を失った人だけではなく生まれた時から手足がない人でも起こります。
幻肢痛
幻肢で感じる手足に痛みがあると感じる状態です。
体感幻覚
「内臓感覚」「皮膚感覚」「痛覚」などからくる幻覚のことです。
実際には起こり得ない身体の動きや感覚がある状態です。
「脳が溶ける」「背骨がねじれる」「しびれ」「痛み」「熱い」「冷たい」などがあります。
どの幻覚も嫌なのだ
幻覚がある人はどれぐらい辛いのか計り知れないのだ