「出生に関する統計」について、過去の看護師国家試験で比較的、良く出題されています。
1、合計特殊出生率
合計特殊出生率は「母の年齢階級別出生率の15歳から49歳までの合計」のことです。
1人の女性が出産可能とされている15〜49歳までに産む赤ちゃんの数の平均になります。
人口を維持するために必要な合計特殊出生率は2.07〜2.08が必要になります。
2、年間出生率「人口千対」
人口1000人に対する1年間の出生数の割合のことになります。
- 1947年:34.3%
- 1950年:28.1%
- 1955年:19.4%
- 1980年:13.6%
- 2000年:9.5%
- 2010年:8.5%
竜
徐々に減少しているのだ
3、注意事項
過去の問題で出題された内容を優先的に覚えますが、データはその年に出題される数値を覚える必要があります。
また、数値の大きな変動や、順位の入れ替えがあると出題される可能性は上がります。
4、過去の問題
過去の問題を見てみます。
過去問「必修」
平成30年(2018年)の日本の出生数に最も近いのはどれか。
- 60万人
- 90万人
- 120万人
- 150万人
2.90万人
過去問「一般」
平成28年(2016年)の人口動態統計における日本の出生で正しいのはどれか。
- 出生数は過去10年で最低である。
- 出生数は100万人を上回っている。
- 合計特殊出生率は過去10年で最低である。
- 第1子出生時の母の平均年齢は30歳未満である。
1.出生数は過去10年で最低である。
過去問「一般」
日本における母の年齢階級別出生率の推移を図に示す。
図の矢印で示してある年齢階級はどれか。
- 20〜24歳
- 25〜29歳
- 30〜34歳
- 35〜39歳
3.30〜34歳
次のことのデータを覚えましょう。
- 合計特殊出生率
- 年間出生率「人口千対」と出生数
- 年齢階級別出生率の1位
竜
勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ