がんばれ〜)ु˃̶͈̀ω˂̶͈́ )੭ु⁾⁾

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(。>ㅅ<。)sorry…

【口腔ケア】効果と重要性!予防できること!

看護実習生の頃、よく指導者に「口腔ケアの援助は」「口腔ケアはすごい大切なんだよ」と指導をよく受けました。

学生の頃は口腔ケアを軽視していました。

看護の現場では口腔ケアはとても重要な援助になります。

なぜ口腔ケアが重要なのでしょうか。

竜

深く考えたことないのだ


 
 

1、口腔ケアとは

口腔内を清潔にすることで「口腔内の疾病予防」「健康保持、増進」「リハビリテーションによるQOL向上」が期待できるケア技術のことです。

口腔ケアは器質的口腔ケアと機能的口腔ケアがあります。

竜

2種類あるのだ

1).器質的口腔ケア

口腔内を清潔に保つことが目的です。

口腔内を清潔に保つことで虫歯や歯周病の予防だけではなく誤嚥性肺炎や認知症、心臓疾患の予防につながります。

竜

虫歯以外にも予防できる疾患があるのだ

  • うがい
  • 歯磨き
  • 義歯清掃
  • 粘膜清掃
  • 舌の清掃

など

2).機能的口腔ケア

口腔機能の回復、維持、向上をすることが目的です。

竜

リハビリなのだ

口腔機能が改善することで食事が美味しく楽しい時間となり食事量の増加につながります。

  • 口腔周囲筋の運動訓練
  • 咳嗽訓練
  • 発音訓練
  • 構音訓練
  • 嚥下訓練

など


 

2、唾液分泌量減少の原因

1).口腔内不衛生

口腔内が食物残渣物や細菌などにより不衛生な状態であれば唾液分泌量が減少し乾燥します。

2).自律神経の影響

ストレスにより交感神経優位となります。

唾液は副交感神経優位の時に分泌されるのでストレスなどにより交感神経優位となると唾液分泌量が減少し乾燥しやすい状態となります。

竜

唾液は副交感神経優位の時に分泌されるのだ

3).睡眠

睡眠中は唾液腺が刺激されず唾液分泌量が減少します。

さらに口呼吸や水分不足などで口腔内が乾燥しやすい状態になります。


 

3、効果

口腔ケアをすることで口腔内が清潔になり、唾液腺が刺激されます。

1).虫歯と歯周病の予防

竜

口腔内が不衛生だと唾液分泌量が減少するのだ

口腔ケアにより唾液分泌量が増加して歯や口腔粘膜を保護、虫歯や歯周病の予防につながります。

2).口臭改善

口臭は口腔内のタンパク質を細菌が分解、発酵する時に発生するガスが口臭の素になります。

口腔内乾燥により細菌は活発になり口臭が強くなります。

口腔ケアにより唾液分泌量が増加して歯や口腔粘膜を保護し、細菌の活動を抑えて口臭の改善につながります。

竜

口腔内の乾燥は口臭が強くなるのだ

口臭の素

1、メチルメルカプタン

  • たまねぎが腐ったようなニオイ
  • 口臭を評価する指標

2、硫化水素

  • 卵が腐ったようなニオイ

3、ジメチルサルファイド

  • キャベツが腐ったようなニオイ

3).味覚改善

自浄作用の低下により細菌や残渣物などが舌に付着し舌苔となります。

舌苔が厚くなることで味覚が低下します。

竜

口腔内の乾燥は自浄作用が低下して舌苔のができやすくなるのだ

口腔ケアにより唾液の分泌量が増加して自浄作用が向上します。

舌を清潔にすることで舌苔も徐々に薄くなり味覚が改善します。

4).誤嚥性肺炎予防

誤嚥とは気管や肺に誤って唾液や飲み物、食べ物などが入り込むことです。

この時、細菌なども一緒に入り込みます。

竜

自浄作用の低下は細菌が増殖しやすいのだ

誤嚥により肺に炎症を起こすと誤嚥性肺炎になります。

口腔ケアにより唾液の分泌量が増加して自浄作用が向上します。

自浄作用の向上により細菌が減少して感染のリスクが減少します。

また、口腔機能が向上し誤嚥するリスクが減少します。

5).認知症予防

食べる行為は口腔機能全体を刺激して脳に酸素を送ります。

中枢神経が活性化するため認知症の予防につながります。

竜

口腔機能は脳に影響があるのだ

6).心臓疾患予防

炎症により破壊された歯肉などから口腔内の細菌が体内に侵入、血管を通り心臓まで侵入します。

炎症の原因である虫歯や歯周病の予防をすることで口腔内の炎症を抑え細菌が体内に侵入するリスクを減少します。

7).糖尿病予防

歯茎の中で作られる炎症性物質によりインスリンの働きは低下します。

竜

インスリンの働きにも関わっているのだ

炎症性物質を作る原因である歯周病を予防することで糖尿病の予防につながります。


4、重要性

口腔ケアは虫歯や口臭を予防するだけではなく様々な疾患を予防します。

また、口腔内の自浄作用を保持することで味覚を維持できるため食べ物を美味しく感じることができます。

食事摂取量や飲水量が少ない場合は、口腔内に悩みやトラブルを抱えている場合が多くあります。

もし口腔内の悩みやトラブルが原因で「食べれない」「飲めない」場合は原因を解決します。

竜

口腔内のトラブルを確認するのだ


5、まとめ

私たちは自分の口腔ケアについてはあまり意識していないものです。

歯を磨くタイミングは習慣化されて決まった時間やタイミングでしていると思います。

患者さんはどうでしょうか…

入院生活や病気により「今まで習慣化していたものが崩れて口腔ケアをしなくなる」ということを良く見られます。

特に高齢者の方に多いイメージです。

口腔ケアをすることで疾患予防から口腔機能向上、日常生活での食生活が楽しめるなど色々とメリットがあります。

その人らしさを取り戻すために口腔ケアを取り入れてひとつ上の看護をめざしましょう。


竜

口腔ケアをしてQOLを高めるのだ