小脳が障害されると出現する「歩行障害」「運動失調」「構音障害」「視空間認知障害」「遂行機能障害」をまとめました。
小脳は脳の一部です。
脳卒中などで障害されるとどのような症状が出現するのでしょうか。
1、小脳とは
大脳の下で脳幹の後部に位置しています。
大脳の約1/10の大きさですが神経細胞は大脳より多いです。
竜
神経細胞は大脳より多いのだ
1).機能
姿勢保持や四肢の細かい運動といった随意運動、平衡感覚の調節をしています。
2、小脳が障害されると出現する症状
1).歩行障害
普通に歩く動作ができなくなる状態です。
竜
転倒のリスクがあるのだ
2).運動失調
運動に関連する様々な動作の協調性が悪くなり円滑にできなくなる状態です。
例えば起立や歩行時のふらつきや手の細かな動作などです。
他にもむせ込みやすくなったり呂律が回らなくなります。
竜
何気ない動作ができなくなるのだ
3).構音障害
「言葉を理解している」「伝えたい言葉がはっきりわかっている」がうまく発音できない状態です。
声量が小さい、抑揚の乏しい、口ごもるなどの言語障害です。
竜
発声に関することなのだ
4).視空間認知障害
視力は正常で見えているのに顔や物を認識できない状態です。
竜
認識ができなくなるのだ
5).遂行機能障害
行動を計画して実行することができない状態です。
目標設定、計画立案、計画実行などができず金銭管理や服薬管理、買い物などができない状態です。
竜
計画が立てれなくなるのだ
竜
脳は本当に大切なのだ