「人体の水分割合」の問題は看護師国家試験ではあまり出題されていませんが、看護をする上で必要な知識であるため、基本的なポイントを覚えて点数アップを図りましょう。
1、体重における水分割合
- 新生児:約80%
- 乳児:約70%
- 幼児:約65%
- 成人:約60%
- 高齢者:50〜55%
1).成人の体重に占める体液の割合
- 細胞内液:約40%
- 細胞外液:約20%
- 間質液:約15%
- 血漿:約5%
- 細胞内液:細胞外液=2:1
2).濃度に関わる成分
細胞内液と細胞外液の濃度は一定に保たれています。
- 細胞内液に多い
- カリウム「K」
- マグネシウム「Mg」
- 細胞外液に多い
- ナトリウム「Na」
- クロール「Cl」
2、必要な水分量
簡易的な計算方法になります。
- 必要水分量ml=年齢別必要量ml×実測体重kg
- 年齢別必要量
- 新生児:125〜150ml
- 乳児:120〜160ml
- 幼児:100〜130ml
- 学童:60〜80ml
- 思春期:40〜60ml
- 55歳未満:35ml
- 55〜65歳未満:30ml
- 65歳以上:25ml
3、過去の問題
過去の問題を見てみます。
過去問「必修」
成人の体重に占める体液の割合で最も高いのはどれか。
- 血漿
- 間質液
- 細胞内液
- リンパ液
3.細胞内液
竜
勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ