看護師国家試験で「薬剤耐性菌」がどのように出題されているのかまとめました。ポイントを覚えて確実に点数アップしていきましょう。
薬剤耐性菌は、なんらかの作用を持つ薬剤に対して抵抗性があります。
そのため、抵抗性のある薬剤の効果が薄いまたは効果が無い菌のことになります。
竜
AMR(Antimicrobial resistance)は薬剤耐性のことなのだ
MDR(Multiple drug resistance)は多剤耐性のことなのだ
1、種類
看護師国家試験で出題されるのは基本的なことが多いため、マーカー部分は覚えましょう。
- MRSA:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌
- VRSA:バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌
- VRE:バンコマイシン耐性腸球菌
- PRSP:ペニシリン耐性肺炎球菌
- MDRA:多剤耐性アシネトバクター
- MDRP:多剤耐性緑膿菌
- MDRTB:多剤耐性結核菌
これ以外にもたくさんあります。
耐性菌の治療は耐性のない抗菌薬で治療をします。
2、過去の問題
過去の問題を見てみます。
過去問「一般」
院内感染の観点から、多剤耐性に注意すべきなのはどれか。
- ジフテリア菌
- 破傷風菌
- 百日咳菌
- コレラ菌
- 緑膿菌
5.緑膿菌
ポイントは耐性菌の名前がそのまま出題されていることです。
しっかりと耐性菌の名前を覚えることで簡単に問題を解くことができます。
3、まとめ
- MRSA:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌
- VRSA:バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌
- MDRP:多剤耐性緑膿菌
- 院内感染の観点から、多剤耐性に注意すべきなのは「緑膿菌」
竜
勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ