「疾患や状態による禁忌薬」は看護師国家試験で比較的、出題されています。出題パターンがほとんど同じであるためそのパターンだけは覚えておきます。
薬剤の問題は基本的なことが出題されることが多いため、点数を取りやすいです。
1、禁忌薬
添付文書には医薬品に関する禁忌を示すことが定められています。
禁忌となる薬剤の種類は多く覚えることがかなり大変です。
看護師国家試験や良く知られている薬剤を中心に覚えます。
- 呼吸器系疾患:非選択的β遮断薬
- 喘息発作:麻薬系鎮痛薬、麻薬系鎮咳薬
- アスピリン喘息:NSAIDs
- うっ血性心不全:β遮断薬、抗不整脈薬
- 虚血性心疾患:偏頭痛治療薬
- 急性腎不全:利尿薬、降圧利尿薬
- 前立腺肥大:抗コリン薬
- 消化性潰瘍:NSAIDs
- 出血傾向:抗凝血薬
- 緑内障:抗コリン薬
これ以外にもたくさんありますが、マーカー部分は覚えます。
2、過去の問題
過去の問題を見てみます。
過去問「必修」
出血傾向を考慮し手術前に投与の中止を検討するのはどれか。
- アドレナリン
- テオフィリン
- ワルファリン
- バンコマイシン
3.ワルファリン
過去問「必修」
インドメタシン内服薬の禁忌はどれか。
- 痛風
- 膀胱炎
- 消化性潰瘍
- 関節リウマチ
3.消化性潰瘍
過去問「必修」
緑内障患者への投与が禁忌なのはどれか。
- コデイン
- アスピリン
- アトロピン
- フェニトイン
3.アトロピン
過去問「一般」
抗コリン薬の投与が禁忌の疾患はどれか。
2つ選べ。
- 疥癬
- 緑内障
- 大腿骨骨折
- 前立腺肥大症
- 前頭側頭型認知症
2.緑内障
4.前立腺肥大症
ポイントは薬剤の名前が使われていることです。
そのまま正解答を覚えます。
3、まとめ
- 添付文書には医薬品に関する禁忌を示すことが定められている
- 喘息発作:麻薬系鎮痛薬、麻薬系鎮咳薬
- アスピリン喘息:NSAIDs
- 前立腺肥大:抗コリン薬
- 消化性潰瘍:NSAIDs
- 出血傾向:抗凝血薬
- 緑内障:抗コリン薬
- 過去問
- 出血傾向を考慮し手術前に投与の中止を検討するのは「ワルファリン」
- インドメタシン内服薬の禁忌は「消化性潰瘍」
- 緑内障患者への投与が禁忌なのは「アトロピン」
- 抗コリン薬の投与が禁忌の疾患は「緑内障」「前立腺肥大症」
4、追加問題
インドメタシン内服薬の禁忌はどれか。
- 痛風
- 咽頭炎
- 消化性潰瘍
- 関節リウマチ
3 消化性潰瘍
竜
勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ