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【飲酒に関する事】看護師が覚える基本!看護師国家試験で出題された問題!

「飲酒に関する事」について、過去の看護師国家試験でかなり良く出題されています。ポイントを覚えて確実に点数アップしていきましょう。

「飲酒に関する事」での出題範囲はかなり広いため、過去の問題を中心に覚えましょう。


 
 

1、飲酒によるリスク

  • 肝硬変
  • アルコール性肝炎
  • 膵炎

 

2、ビタミンB1欠乏症

アルコールを代謝するためにビタミンB1が必要になります。

アルコールを習慣的に大量に飲む場合はビタミンB1の消費が多いため欠乏症となるリスクがあります。

  • 脚気
  • 代謝性アシドーシス
  • ウェルニッケ脳症

 

3、アルコール離脱症状

1〜3日で出現するリスクが高いです。

  • 振戦
  • せん妄
  • 発汗
  • 興奮
  • 不眠
  • 妄想
  • 幻覚
  • 痙攣
  • 意識障害

4、ウェルニッケ脳症

ビタミンB1「チアミン」の不足により脳幹部に微小出血が起こり発症します。

アルコール依存症が原因の約半分を占めますが悪性腫瘍や消化管手術後、重症のつわりなどのチアミン不足が生じる状態でウェルニッケ脳症が起こるリスクがあります。

  • 眼振
  • 眼球運動障害
  • 意識障害
  • 歩行障害

5、コルサコフ症候群

ウェルニッケ脳症の続発症として発症するのが典型的ですが、エイズやがんなどが原因となることもあります。

  • 記憶障害
  • 見当識障害
  • 作話
  • 健忘

6、予防

1).1次予防

発生予防のことで、大きく次のことになります。

  • 教育の振興
    1. 小学校、中学校、高校、大学などにおける普及啓発の強化
  • 不適切な飲酒への対策
    1. 節度ある適度な飲酒を推進する運動の実施
    2. 酒類の適切な提供と少年補導
    3. 不適切な飲酒が招く問題への対策
  • 普及啓発
    1. 県民向けアルコール健康障害の普及啓発

2).2次予防

進行予防のことで、大きく次のことになります。

  • アルコール医療の推進と連携強化
    1. 精神科医とかかりつけ医及びかかりつけ薬局の連携強化
  • 健康診断及び保健指導
    1. アルコール健康障害の早期発見・早期介入
    2. 研修及び研修
  • 飲酒運転対策
    1. 運転免許更新を活用した早期発見
    2. 飲酒運転の根絶に向けた取組との連携
  • 自死対策との連携
    1. 自死対策におけるアルコール健康障害対策の推進
  • 相談支援の充実
    1. 相談機能強化
    2. 民生委員・保護司等に対する研修

3).3次予防

再発予防のことで、大きく次のことになります。

  • アルコール医療の推進と連携強化
  • 社会復帰の支援
    1. アルコール健康障害のある方の社会復帰支援
  • 相談支援の充実
    1. 拠点による支援
    2. 民生委員・保護司等に対する研修
  • 人材の確保等
    1. アルコール健康障害普及啓発相談員の育成

7、過去の問題

過去の問題を見てみます。

過去問「一般」

アルコール依存症の一次予防はどれか。

2つ選べ。

  1. 年齢確認による入手経路の制限
  2. スクリーニングテストの実施
  3. 精神科デイケアへの参加
  4. 小学生への健康教育
  5. 患者会への参加

1.年齢確認による入手経路の制限

4.小学生への健康教育

過去問「一般」

アルコールを多飲する人によくみられ、意識障害、眼球運動障害および歩行障害を特徴とするのはどれか。

  1. 肝性脳症hepatic encephalopathy
  2. ペラグラpellagra
  3. WernickeWernickeʼs encephalopathy〈ウェルニッケ〉脳症
  4. Creutzfeldt-JakobCreutzfeldt-Jakob disease〈クロイツフェルト・ヤコブ〉病

3.WernickeWernickeʼs encephalopathy〈ウェルニッケ〉脳症

過去問「一般」

脂質異常症dyslipidemiaの成人患者に対する食事指導の内容で正しいのはどれか。

  1. 不飽和脂肪酸の摂りすぎに注意する。
  2. コレステロール摂取量は1日600mg未満とする。
  3. 高トリグリセリド血症hypertriglyceridemiaでは、アルコールを制限する。
  4. 高LDLコレステロール血症high LDL cholesterolでは、トランス脂肪酸の摂取を促す。

3.高トリグリセリド血症hypertriglyceridemiaでは、アルコールを制限する。

過去問「一般」

経口薬と食品の関係について、正しいのはどれか。

  1. テトラサイクリン系抗菌薬は牛乳の摂取によって吸収が高まる。
  2. 非ステロイド性抗炎症薬は炭酸飲料の摂取によって吸収が早まる。
  3. 抗ヒスタミン薬はアルコールの摂取によって副作用〈有害事象〉が出現しやすくなる。
  4. キサンチン系気管支拡張薬は納豆の摂取によって副作用〈有害事象〉が出現やすくなる。

3.抗ヒスタミン薬はアルコールの摂取によって副作用〈有害事象〉が出現しやすくなる。

過去問「一般」

慢性膵炎患者の食事療法で制限が必要なのはどれか。

  1. 蛋白質
  2. カリウム
  3. 食物繊維
  4. アルコール

4.アルコール

過去問「一般」

食道癌で正しいのはどれか。

2つ選べ。

  1. 女性に多い。
  2. 日本では腺癌が多い。
  3. 放射線感受性は低い。
  4. 飲酒は危険因子である。
  5. 胸部中部食道に好発する。

4.飲酒は危険因子である。

5.胸部中部食道に好発する。

過去問「一般」

高尿酸血症で正しいのはどれか。

  1. 痛風結節は疼痛を伴う。
  2. 痛風発作は飲酒で誘発される。
  3. 痛風による関節炎の急性期に尿酸降下薬を投与する。
  4. 血清尿酸値9.0mg/dL以下を目標にコントロールする。

2.痛風発作は飲酒で誘発される。

過去問「一般」

長期に大量飲酒をした後で、急に断酒した際にみられるのはどれか。

  1. 病的酩酊
  2. 振戦せん妄
  3. アルコール性認知症
  4. Korsakoff〈コルサコフ症候群〉

2.振戦せん妄

過去問「一般」

Aさん(53歳、男性、会社員)は、数日前から耳鳴、めまい、耳閉感が出現し、突発性難聴sudden deafnessと診断され入院となった。副腎皮質ステロイド薬の投与で症状が改善したため退院することになった。入院前の生活習慣は、外食2回/週、飲酒(ビール700mL)/日、睡眠6時間/日、入浴1回/日、喫煙20本/日、散歩2回/週。

退院後の生活で、Aさんが控えるべき事項はどれか。2つ選べ。

  1. 飲酒
  2. 外食
  3. 喫煙
  4. 散歩
  5. 入浴

1.飲酒

3.喫煙

過去問「状況設定」①

Aさん(­43歳、男性、会社員)は、妻(­38歳)と2人暮らし。

1年前から、仕事上の失敗を上司から叱責されることが続いていた。

半年前からAさんの飲酒量は次第に増えていき、最近では酒気を帯びたままの出勤や、飲酒を原因とした遅刻や欠勤をすることが増えていた。

ある夜、Aさんは居酒屋で多量に飲酒し、その場で意識が消失したため、救急車で救命救急センターへ搬送され、入院となった。

器質的検査および生理的検査では異常が認められなかったが、入院翌日に飲酒の問題について同じ病院内の精神科を受診した結果、Aさんはアルコール依存症と診断された。

入院後3日までにAさんに出現する可能性が高い症状はどれか。

2つ選べ。

  1. 観念奔逸
  2. 緘黙
  3. 強迫症状
  4. 幻覚
  5. 振戦

4.幻覚

5.振戦

過去問「状況設定」②
(上記①の続きの問題)

入院後3日。

面会に来た妻は、飲酒によって多くのトラブルを抱えているAさんへの対応に困っており、Aさんの飲酒行動に対する関わり方について、今後どのようにすればよいか看護師に相談した。

Aさんの妻に対する助言で適切なのはどれか。

  1. 「飲酒による仕事上の失敗についてAさんと議論しましょう」
  2. 「飲酒したいというAさんの気持ちは聞かないようにしましょう」
  3. 「Aさんが飲酒したことがわかっても注意はしないようにしましょう」
  4. 「Aさんの飲酒によるトラブルを代わりに解決しないようにしましょう」

4.「Aさんの飲酒によるトラブルを代わりに解決しないようにしましょう」

過去問「状況設定」③
(上記②の続きの問題)

入院中にAさんは、退院後に再び飲酒してしまうのではないかという不安を看護師に訴えた。

Aさんの断酒を支援するための看護師の提案で適切なのはどれか。

  1. 共同生活援助〈グループホーム〉への入居
  2. セルフヘルプグループへの参加
  3. 行動援護の利用
  4. 生活訓練の利用

2.セルフヘルプグループへの参加

過去問「状況設定」①

Aさん(42歳、男性)は、全身倦怠感を訴え病院を受診したところ、肝機能障害が認められ内科に入院した。Aさんは大量飲酒を長期間続けており、アルコール依存症alcohol dependenceが疑われた。内科医からの依頼で精神科医が診察をしたときは、Aさんは意識清明で見当識障害はなかった。妻とは不仲であり、半年前に仕事で大きなトラブルがあったため、朝から飲酒するようになり飲酒量はさらに増えていた。

Aさんに認められるのはどれか。

  1. 病的酩酊
  2. 妻との共依存
  3. コルサコフ症候群Korsacoff syndrome
  4. アルコールに対する耐性

4.アルコールに対する耐性

過去問「状況設定」②
(上記①の続きの問題)

入院後2日、夜間にAさんは「壁や布団に虫がたくさんいる」と訴え、興奮して眠らなかった。

考えられるのはどれか。

  1. 振戦せん妄
  2. アルコール幻覚症
  3. レム睡眠行動障害
  4. 急性アルコール中毒acute alcohol intoxication

1.振戦せん妄

過去問「状況設定」③
(上記②の続きの問題)

その後、薬物治療によって興奮は改善した。肝機能も改善し、夜間もよく眠れるようになったため、退院が決定した。

Aさんに対する退院時の説明で適切なのはどれか。2つ選べ。

  1. 「仕事は辞めましょう」
  2. 「断酒会に参加しましょう」
  3. 「集団精神療法を受けましょう」
  4. 「飲酒しない日を週1日設けましょう」
  5. 「生活行動を家族に記録してもらいましょう」

2.「断酒会に参加しましょう」

3.「集団精神療法を受けましょう」

過去問「状況設定」①

Aさん(­52歳、男性)は、5年前にC型肝炎、肝硬変と診断され、1回の入院歴がある。

退院後、医療機関への受診を中断し3年が経過している。

毎日、ウイスキーを約300mL飲んでいる。

夕食の2時間後に約1,100mLの吐血があり、緊急入院となった。

身体所見:体温35.4°C、呼吸数26/分、脈拍122/分、血圧86/42mmHg、顔面は蒼白、冷汗を認める。

意識は清明だが不安げな表情をしている。

検査所見:赤血球278万/μL、Hb8.4g/dL、総ビリルビン4.1mg/dL、アンモニア188μg/dL、K3.9mEq/L、血糖102mg/dL。

入院時のAさんの状態として考えられるのはどれか。

  1. 急性アルコール中毒
  2. 食道静脈瘤破裂
  3. 迷走神経反射
  4. 低血糖発作

1.急性アルコール中毒

過去問「状況設定」②
(上記①の続きの問題)

入院から4日が経過し、Aさんは医師から「C型肝炎、肝硬変の患者は肝細胞癌を発症することがある」と説明を受けた。

Aさんはスクリーニングの目的で、肝臓から骨盤内臓器までの範囲で腹部超音波検査を受けることになった。

検査前日に看護師が行う説明で正しいのはどれか。

  1. 「検査直前に排尿を済ませてください」
  2. 「おならは検査が終わるまで我慢してください」
  3. 「造影剤のアレルギーがあれば教えてください」
  4. 「検査当日は、起床時から飲食物を摂取しないでください」

4.「検査当日は、起床時から飲食物を摂取しないでください」

過去問「状況設定」③
(上記②の続きの問題)

検査の結果、C型肝炎に対し抗ウイルス療法が開始され、退院後は定期的に外来通院することになった。

退院に向けたAさんへの食事指導で適切なのはどれか。

2つ選べ。

  1. 禁酒する。
  2. 食物繊維を控える。
  3. 高蛋白食を摂取する。
  4. カリウム制限をする。
  5. 熱い食べものを避ける。

1.禁酒する。

5.熱い食べものを避ける。

次のことは覚えましょう。

  • アルコールを習慣的に大量に飲む:ビタミンB1欠乏症となるリスクがある
  • アルコール離脱症状:1〜3日で出現しやすい、振戦、せん妄、幻覚
  • ウェルニッケ脳症:ビタミンB1「チアミン」の不足、眼球運動障害、意識障害、歩行障害
  • コルサコフ症候群:作話、健忘
  • 1次予防:発生予防
  • 2次予防:進行予防
  • 3次予防:再発予防
  • 高トリグリセリド血症:アルコールを制限
  • 抗ヒスタミン薬:アルコールの摂取によって副作用〈有害事象〉が出現しやすい
  • 慢性膵炎患者の食事療法:アルコール制限
  • 食道癌:飲酒は危険因子
  • 痛風発作:飲酒で誘発
  • 大量飲酒長期間:アルコールに対する耐性が出現

竜

勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ