今まで仕事をしてきた医療事務、准看護師、看護師の給料を公開します。給料を含めて色々と算出した金額があるのでどうぞ参考にして下さい。
看護師の給料は良いというイメージがありませんか。
給料を公開するのだ
1、公開する職種
3つの職種なのだ
1).医療事務
医療事務の給料は入社1年目と5年目の給料です。
2).准看護師
准看護師の給料は「学校に行く場合」「学校に行かない場合」の給料です。
3).看護師
看護師の給料は1年目と3年目の給料です。
2、給料
1).医療事務
1年目の給料
基本給:165000円
各種手当て:20000円
残業:月20〜70時間
昇給:手当て+5000円
総支給額:185000円+残業
賞与:年3.5ヶ月分
年収:約340万円
サービス残業がありました。
実際の残業時間は申請した残業時間の1.5〜2倍ぐらいの時間です。
ブラック医療機関なのだ
5年目の給料
基本給:185000円
各種手当て:40000円
残業:月10〜40時間
昇給:手当て+3000円
総支給額:225000円+残業
賞与:年3.5ヶ月分
年収:約390万円
業務改善により残業時間がかなり減りました。
給料が少なすぎると院長に直談判したら給料を見直されて基本給が2万円増ました。
昇給する金額は年齢を重ねると少なくなったのだ
30歳以降は昇給がなくなったのだ
2).准看護師
准看護師として仕事では残業はほとんどありません。
サービス残業もほとんどないです。
看護師養成学校に行く場合と行かない場合で給料が違いました。
学校に行く場合「パート?契約?」
基本給:130000円
各種手当て:70000円
1回の夜勤手当て:7500円
昇給:なし
総支給額:200000円+夜勤手当て
賞与:年4.5ヶ月分
年収:約330万円
詳しい雇用形態はわかりませんでした。
学校に行かない場合「常勤」
基本給:170000円
各種手当て:70000円
1回の夜勤手当て:7500円
昇給:基本給+4000円
総支給額:240000円+夜勤手当て
賞与:年4.5ヶ月分
年収:約400万円
3).看護師
基本給:200000円
各種手当て:85000円
1回の夜勤手当て:10500円
昇給:基本給+6000円
総支給額:285000円+夜勤手当て
賞与:年4.5ヶ月分
年収:約470万円
3年目:約500万円
1年目から給料が大幅にアップしたのだ
3、昇給
1).医療事務
昇給は手当てが上がりました。基本給の昇給はありませんでした。
手当てが月5000円増えましたが5年目以降は3000円、30歳以降は0円と言われました。
1年間働くと年収で約5万円増えましたが30歳以降は増えませんでした。
2).看護師
昇給は基本給が上がりました。
基本給が月6000円増えたので賞与も増えました。
1年間働くと年収で約10万円増えました。
看護師だと昇給で基本給が増えたのだ
3).看護師の転職
看護師が職場を変える転職では給料が大きく減ったりすることはあまりないと思います。
働く地域が同じなら基本的に給料は同じぐらいですが病院により違いがあるため一概には言い切れませんが…
転職する場合、看護師としての経験年数や資格などが大きく関わります。
中には転職したら給料が跳ね上がる場合があります。
看護師の知人の話ですが病院を変えたら年収100万円アップしたそうです。
4、学費
私が看護師になるためにかかった学費です。
1).准看護師
准看護師養成学校では学費や教材費、実習費などで合計約100万円かかりました。
約100万円
2).看護師
看護師養成学校では学費や教材費、実習費などで合計約300万円かかりました。
奨学金制度を利用したため実際に支払った金額は教材費などの約50万円だけです。
看護師となり指定病院で2年間仕事をすると奨学金の返済は免除されました。
約50万円
働く病院や県で奨学金があるのだ
指定された病院で何年か働くと返済免除になるのだ
3).学生時代の収入
私が看護学生だった頃の収入です。
准看護師養成学校
准看護師養成学校は2年間必要でした。
准看護師を目指している時は無職でアルバイトをしていません。そのため収入はありませんでした。
収入0円
看護師養成学校
看護師養成学校は3年間必要でした。
2年間は准看護師の年収330万円がありました。
残り1年間は実習があったためほとんど収入がありませんでした。
実習期間はほとんど働けなかったのだ
2年間で収入は約660万円
1年間の収入は約10万円
収入約670万円
5、生涯収入
医療事務で働き続けた場合と看護師になった場合の生涯収入を算出しました。
もちろん看護師になるためにかかった費用も計算して生涯収支を簡単に計算てみました。
30年働いた場合です。
医療事務の給料は5年目以降の給料で計算しています。
1).医療事務
年収390万円
390万×30年=1億1700万円
合計:1億1700万円
2).看護師
収入
准看護師養成学校時代
2年間:0円
看護師養成学校時代
3年間:670万円
看護師
年収470万円
470万円×25年=1億1750万円
合計:1億2420万円
費用
准看護師養成学校時代
学費:約100万円
看護師養成学校時代
学費:50万円
合計:150万円
収入−費用
1億2420万円−150万円=1億2270万円
合計:1億2270万円
昇給分の給料は計算から外しています。
そのため実際にはもう少し多い金額になります。
3).生涯収入の差
1億2270万円–1億1750万円=520万円
看護師として30年間働く時間があれば520万円多くもらえる結果となりました。
働く年数が多ければこの差は開くと思います。
- 30年:520万円
- 40年:5220万円
- 50年:9920万円
看護師の昇給分は計算に入れていないから差はもっと広がるのだ
6、まとめ
1).メリット
今の日本は学歴社会だと思います。
最終学歴が中学卒業の方でも起業して良い給料をもらっている方はいると思いますが、そういった方は少ないのではないでしょうか。
今の給料に満足している方は看護師をめざすメリットはあまりないと思いますが、給料が少なく不満に思っている方は看護師をめざすメリットは大きいと思います。
人間関係が上手くいかない時でも転職しやすく転職先が同じ看護職であれば、経験年数など考慮してもらえるため給料が極端に減ることも少ないです。
しかも看護師不足であるため転職先の医療機関などは多くあります。
また訪問看護を起業できるため野望を高く求めることができます。
さらに定年後でもパートとして雇ってもらえることが多いため、定年後の仕事の心配も少なくなります。
- 給料アップ
- 転職しやすい
- 起業できる
- 定年後も働ける
2).デメリット
看護師の資格を取得しても、実際に働いていない看護師が多くいます。
「潜在看護師」と呼ばれていますが、その理由の1つに仕事がキツいことがあげられます。
個人差はあると思いますが仕事はキツいのかも知れません。
他にも人間関係が上手くいかないことも理由としてあるようです。
- 仕事がキツい
- 人間関係がめんどくさい
3).最後に
看護師の給料は多いと感じましたか…
それとも少ないと感じましたか…
私は医療事務をしている時に
「給料が少ない!!」
と感じていたので今の給料には満足しています。
看護師をめざそうと思っている方は早めに動かれることをおすすめします。
男性の看護師は年々増えているのだ