電子カルテと言っても色々な種類があります。使い方や機能は違いますが、目的は同じであるため共通することは多くあります。
その共通することを正しく理解して電子カルテを使用することが大切です。
1、パソコンが苦手
看護師はパソコンが苦手な方が多い、という印象ですが、どうですか?
パソコンが苦手だと電子カルテも苦手と意識してしまいます。
ですがよく考えてみてください。
iPhoneやスマホもパソコンみたいな物で、電子カルテをアプリと思えば普通に使えます。
電子カルテを使用する以前の問題なのですが、パソコンが苦手な人や得意だけど看護業務ができない職員などが、電子カルテの使い方、要するに運営マニュアルを作成すると、非効率的なマニュアルになり、それだけで業務の負担が増えます。
特に現場をわかっていない管理者が、中心となって電子カルテ運営マニュアルを作成している病院は、無駄な業務が多くストレスを感じているのではないでしょうか。
まずはパソコンに抵抗がない看護師や得意な看護師が中心となって電子カルテのマニュアルを考えていく必要があります。
電子カルテではExcelやCSVでデータ抽出や書式を作成することが多いので、Excelが得意な看護師がいたらベストですね。
電子カルテの運営マニュアル作成の職員にしましょう。
2、正しい使い方
電子カルテを正しく使うためには、シンプルにする必要があります。
看護記録の入力方法にルールを決める、指示確認や実施、修正する方法にルールを決める、などルールが多くなればなるほど、そのルールを覚えるのが大変となり、電子カルテの操作マニュアルが莫大な量になります。
莫大な量のマニュアルは誰も覚えれないしマニュアルを置いていても探せません。
結果、標準化が図れず電子カルテの使い方が統一されません。
そのため病院独自のルールは作らない方が良いですね。
また、使える機能を禁止することも良くありません。
電子カルテの便利な機能なのに何故か使用を禁止にする病院があります。
これも業務が時短できるのに機能を使わないだけで業務が増えます。
あと、書式と電子カルテのデータが連動させていないのも、もったいないですね。
書式にデータを手入力もしくはコピペをすれば良いのですが、連動していれば入力をしなくて良いので間違えることもありません。
この記事を読んで心当たりがある方は、電子カルテの運営方法を考えてみてください。