「抗体」はIgA、IgD、IgE、IgG、IgMがあり、看護師国家試験では基本的な問題として出題されています。それぞれの特徴を覚えましょう。
覚える内容は簡単で少ないですが、過去の問題で比較的出題されています。
1、抗体
基本的なことは最低限覚えます。
- lgA:母乳に多く含まれる
- lgD:正確な機能は不明
- IgE:アレルギーに関与
- IgG:最も多い、胎児期に母体から受けとる
- IgM:抗原の侵入に対して最初に産生
2、過去の問題
過去の問題を見てみます。
過去問「必修」
母乳中に含まれている免疫グロブリンで最も多いのはどれか。
- IgA
- IgE
- IgG
- IgM
1.IgA
過去問「一般」
胎生期から小児期の血清免疫グロブリン濃度の年齢による変動を図に示す。
①が示しているのはどれか。
- IgA
- IgD
- IgG
- IgM
1.IgA
「ー ー ー ー」の線は「IgG」
「− − − −」の線は「IgM」
過去問「一般」
児の免疫に関する説明で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 胎児期は胎盤を通じて母体からIgGを受け取る。
- 出生後は母乳からIgMを受け取る。
- 生後3か月ころに免疫グロブリンが最も少なくなる。
- 1歳ころから抗体の産生が盛んになる。
- 3歳ころにIgAが成人と同じレベルに達する。
1.胎児期は胎盤を通じて母体からIgGを受け取る。
3.生後3か月ころに免疫グロブリンが最も少なくなる。
過去問「一般」
ワクチン接種後の抗体産生について正しいのはどれか。
- ワクチン内の抗原を提示するのは好中球である。
- 抗原に対して最初に産生される抗体はIgAである。
- 抗原に対して血中濃度が最も高くなる抗体はIgMである。
- 同じワクチンを2回接種すると抗原に対する抗体の産生量が増加する。
4.同じワクチンを2回接種すると抗原に対する抗体の産生量が増加する。
過去問「一般」
新生児や乳児が胎児期に母体から受け取った抗体は次のどれか。
- IgA
- IgD
- IgG
- IgM
3.IgG
基本的なこと以外に、過去の問題で出題された解答を覚えます。
- 生後3か月ころに免疫グロブリンが最も少なくなる。
- 同じワクチンを2回接種すると抗原に対する抗体の産生量が増加する。
竜
勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ