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【セリエ】看護師が覚える汎適応症候群!看護師国家試験で出題された問題!

2).同系統問題

セリエについての看護師国家試験の過去問を集めました。セリエの汎適応症候群は看護師国家試験に良く出題されています。ストレスによる身体の影響を3つの時期で説明しています。


 

1、ハンス・セリエ

カナダの生物学者です。

生体に対してある一定以上の強いストレッサーを加えるとその種類に関係なく生体内にさまざまな変化が生じて、それに適応しようする反応が非特異的に生じると唱えました。

生体がストレスを受けたときに適応しようとして生じる一連の防衛反応は、視床下部や副腎皮質などのホルモン分泌や自律神経系の活動により起こる反応で全身的適応症候群と局所的適応症候群に分けられています。

1).ストレス

ストレスは外部環境からの刺激によって起こる歪みに対する非特異的反応のことで、ストレッサーを「ストレスを引き起こす外部環境からの刺激」と定義しています。

ストレッサー

1、物理的ストレッサー

  • 気温
  • 湿度
  • 騒音
  • 放射線
  • 睡眠不足

など

2、化学的ストレッサー

  • タバコ
  • アルコール
  • 大気汚染
  • 薬物
  • 酵素
  • 化学物質

など

3、生物的ストレッサー

  • 炎症
  • 感染
  • 細菌
  • ウイルス
  • カビ
  • 花粉

など

4、心理的ストレッサー

  • 怒り
  • 緊張
  • 不安
  • 不満
  • 悲観

など


 

2、汎適応症候群

全身的適応症候群のことで3つの時期に分けられます。

1).警告反応期

ストレッサーに対する警報を発する時期です。

また、ストレッサーに耐えるための内部環境を準備する時期にもなります。

警告反応期はショック相と反ショック相に分けられます。

ショック相

生体がストレッサーを受けてショック状態となる時期になります。

ストレッサーに適応ができていない状態のため、自律神経のバランスが崩れてさまざまな症状が出現します。

数時間から1日程度継続します。

  • 血圧低下
  • 体温低下
  • 筋弛緩
  • 血糖値低下

など

反ショック相

ショック状態から立ち直るために、本格的にストレッサーに適応反応をする時期になります。

視床下部や下垂体、副腎皮質からホルモンが分泌され内部環境を整えようとします。

  • 苦痛の緩和
  • 不安の緩和
  • 神経伝達活動の活性化
  • 血圧上昇
  • 体温上昇
  • 筋緊張の促進
  • 血糖値上昇

など

2).抵抗期

ストレッサーに対する生体の自己防御機制が完成した時期になります。

ストレッサーとストレス耐性が拮抗しているため適応反応は安定していますが、継続的に維持することはエネルギーが必要になります。

エネルギーが枯渇する前にストレッサーが弱まるか消える、取り除くことができれば生体は健康を取り戻すことができます。

エネルギーが枯渇すると「疲憊期」に移行します。

3).疲憊期

長期的にストレッサーにさらされていることで徐々に抵抗できなくなった時期になります。

ストレッサーに対する抵抗力は段階的に衰えるため、生体に現れる症状も徐々に出現して最終的に死に至ることがあります。

  • 血圧低下
  • 体温低下
  • 血糖値低下

など


 

3、過去の看護師国家試験

セリエ.H.が提唱した理論はどれか。

  1. 危機モデル
  2. ケアリング
  3. セルフケア
  4. ストレス反応

4.ストレス反応

ストレス下で分泌されるホルモンはどれか。

  1. カルシトニン
  2. アドレナリン
  3. バソプレシン
  4. エリスロポエチン

2.アドレナリン

災害による心理的ストレスが身体反応として最も強く現れる時期はどれか。

  1. 発災後3~7日
  2. 発災後2週~1か月
  3. 発災後半年~3年
  4. 発災後4年目以降

1.発災後3~7日

Aさん(男性、26歳、会社員)は、高校時代に自閉症スペクトラム障害の診断を受け、外来通院をしながら仕事を続けていた。これまでの職場ではストレスが少なく、規則正しい生活ができていた。しかし、1か月前に新しい職場に異動になってから生活が不規則となり、数日前より無断欠勤が続いている。同居している家族に対してAさんは「家にいると仕事のことばかり考えてしまい眠れない。食欲もないし、環境を変えてゆっくり休みたい」と話したため、Aさんは家族とともに精神科外来を受診し、休養目的で任意入院することになった。看護師が入院時に聴取する情報で優先度が高いのはどれか。

  1. 業務量の変化
  2. 職場での人間関係
  3. 最近1か月の生活状況
  4. 無断欠勤に対する親の反応

3.最近1か月の生活状況

Aさん(56歳、男性)は、コンビニエンスストアの店長で自動車を運転して通勤している。不規則な生活が続き、ストレスが溜まることも多く、十分な睡眠がとれないこともあった。荷物を運ぶときに胸部の圧迫感が繰り返し出現し受診したところ、狭心症が疑われたため検査をすることになった。脂質異常症の既往がある。Aさんの経過は順調で、手術後4日に退院することになった。Aさんは「家に戻ってもまた症状が出るのではないかと心配です」と話した。
Aさんに対する退院指導の内容として適切なのはどれか。2つ選べ。

  1. 水分摂取を控えましょう
  2. 肉類を多く食べましょう
  3. 睡眠時間を確保しましょう
  4. 自動車の運転はやめましょう
  5. 次回の外来受診までは重い荷物を運ぶ作業は控えましょう

3.睡眠時間を確保しましょう

5.次回の外来受診までは重い荷物を運ぶ作業は控えましょう

平成28年(2016年)国民生活基礎調査で、同居している主な介護者のストレスや悩みの原因で最も割合の高いのはどれか。

  1. 自分の仕事
  2. 家族の病気や介護
  3. 家族との人間関係
  4. 自由にできる時間がない

2.家族の病気や介護

A君(8歳、男児)は、頭痛、食欲不振、全身倦怠感、肉眼的血尿および両眼瞼の浮腫を主訴に病院を受診した。1か月前に扁桃炎に罹患した以外は既往歴に特記すべきことはない。扁桃炎は抗菌薬を内服し軽快した。血液検査の結果、溶連菌感染後急性糸球体腎炎と診断されて入院した。入院時、A君は体温36.8℃、呼吸数20/分、脈拍は80/分、整で血圧132/80mmHgであった。入院後2週間が経過した。症状は軽快したが床上安静は続いている。仲が良かった同じ病室の児が退院して、A君はイライラして母親をたたくこともある。A君の母親は、毎日昼食後から夕食後まで面会をしている。A君のストレスに対する看護師の対応で適切なのはどれか。

  1. 家にすぐ帰れるから頑張ろう
  2. お母さんにずっといてもらおう
  3. 好きなだけテレビを観ていいよ
  4. ベッドに寝たままプレイルームに行こう

4.ベッドに寝たままプレイルームに行こう