看護師国家試験は4択問題で出題されることがほとんどです。「答えが全くわからない時は3を選べ!」と良く聞きますが本当でしょうか?検証しました。
1、抽出条件
対象期間は看護師国家試験105回〜111回の7回分を対象とした解答の統計データになります。
抽出条件として5択問題や2つ選べの問題は省きます。
さらに、不適切な問題も省きます。
計算問題では選択肢が0〜9までの問題も省きます。
そのため、分母は240になりません。
2、統計データ
小数点第一位で四捨五入しているため100%にならないことがあります。
赤いマーカーは1番多い選択肢の番号になります。
105回看護師国家試験の解答データ
- 1:40個「約20.2%」
- 2:44個「約22.2%」
- 3:54個「約27.3%」
- 4:60個「約30.3%」
- 合計:198個
106回看護師国家試験の解答データ
- 1:48個「約24.7%」
- 2:42個「約21.6%」
- 3:55個「約28.4%」
- 4:49個「約25.3%」
- 合計:194個
107回看護師国家試験の解答データ
- 1:40個「約19.0%」
- 2:46個「約21.8%」
- 3:65個「約30.8%」
- 4:60個「約28.4%」
- 合計:211個
108回看護師国家試験の解答データ
- 1:48個「約23.3%」
- 2:48個「約23.3%」
- 3:56個「約27.2%」
- 4:54個「約26.2%」
- 合計:206個
109回看護師国家試験の解答データ
- 1:61個「約28.2%」
- 2:49個「約22.7%」
- 3:57個「約26.4%」
- 4:49個「約22.7%」
- 合計:216個
110回看護師国家試験の解答データ
- 1:44個「約20.5%」
- 2:60個「約27.9%」
- 3:58個「約27.0%」
- 4:53個「約24.7%」
- 合計:215個
111回看護師国家試験の解答データ
- 1:52個「約23.6%」
- 2:62個「約28.2%」
- 3:46個「約20.9%」
- 4:60個「約27.3%」
- 合計:220個
105回〜111回看護師国家試験の解答データ
- 1:333個「約22.8%」
- 2:351個「約24.0%」
- 3:391個「約26.8%」
- 4:385個「約26.4%」
- 合計:1460個
3、まとめ
7回分の合計を見ると「3」の選択肢が26.8%で、1番多いため迷ったら「3」を選ぶのはあながち間違いではないと思います。
しかし、111回看護師国家試験では「3」の選択肢が20.9%と1番少なく、統計的にどの選択肢でも25%に近づけている感じがします。
112回看護師国家試験では、7回分の合計が1番少ない選択肢「1」が多く出題されるかもしれませんね。
竜
112回看護師国家試験は迷ったら「1」を選択するのだ
さいごに、この統計データの結果が全てではありません。
試験問題の解答を選択するのは自己責任になりますので注意してください。