記載内容:1、健康の定義 2、日本の総人口 3、平均寿命と平均余命 4、世帯構成 5、高齢化社会 6、死亡率 7、出生率 8、平均在院日数 9、有訴者率と通院者率
看護師国家試験の対策は過去の問題にあります。
過去の問題と同じ傾向の問題が良く出題されるので、まずは過去の問題からポイントを覚えます。
問題と答えを覚えるのではなくポイントを覚えることで違う形式で問題が出題されても柔軟に対応できます。
現在のデータは年々変動があるため記載してありません。

出題される年のデータは手元の本で調べるのだ
1、健康の定義
世界保健機関「WHO」より
1、健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない
1).ポイント
「肉体的」「精神的」「社会的」のキーワードを覚えます。
「完全に良好な状態」「単に疾病又は病弱の存在しないことではない」のフレーズも覚えれるとさらに良いです。

ほぼ丸暗記なのだ
2、日本の総人口
年齢3区分別人口
1、年少人口「0〜14歳」
- 1980年:約24%
- 2000年:約15%
2、生産年齢人口「15〜65歳」
- 1980年:約67%
- 2000年:約68%
3、老年人口「65歳以上」
- 1980年:約9%
- 2000年:約17%
1).ポイント
覚える桁は「◯億◯◯00万人」
2008年:1億2800万人「人口ピーク」
2050年:1億人未満「1億人を下回る予想」
現在、過去、未来の総人口を覚えます。
日本の人口は減少傾向です。
総人口の数字と年齢3区分人口の割合を覚えると出題形式が「数字」でも「%」でも計算して対応することができます。
年齢3区分人口の推移をそれぞれ覚えます。

推移を覚えることは必要なのだ
3、平均寿命と平均余命
平均
1、平均寿命
- 生まれてから死ぬまでの時間
2、平均余命
- その年齢からあとどれぐらい生きられるかの期待値
1).ポイント
覚える桁は「◯◯.◯歳」
男性と女性の平均寿命を覚えます。
平均寿命から年齢を引いても平均余命にはなりませんが、0歳の平均余命は平均寿命になります。
0歳の平均余命=平均寿命

引っ掛けで良く出るのだ
4、世帯構成
世帯
1、単独世帯「1人で暮らしている人」
- 2010年:約25%
- 2016年:約27%
2、核家族世帯「親、親と子で暮らしている人」
1).夫婦のみ
- 2010年:約23%
- 2016年:約24%
2).夫婦と未婚の子のみ
- 2010年:約31%
- 2016年:約30%
3).ひとり人親と未婚の子のみ
- 2010年:6.5%
- 2016年:7.3%
3、三世代世帯「親と子と祖父祖母で暮らしている人」
- 2010年:約8%
- 2016年:約6%
1).ポイント
覚える割合は「◯◯%」
それぞれの推移を覚えます。
平均世帯人数も覚えておくとさらに良いです。

言葉の意味を覚えるのだ
5、高齢化社会
老年人口割合のことで、人口が総人口に占める65歳以上の人口割合のことです。
老年人口割合
1、高齢化社会
- 1970年に高齢化社会となる
- 老年人口割合:7%を超える
2、高齢社会
- 1994年に高齢社会となる
- 老年人口割合:14%を超える
3、超高齢社会
- 2007年に超高齢社会となる
- 老年人口割合:21%を超える
4、計算式
- 老年人口割合=老年人口÷総人口×100
1).ポイント
それぞれの言葉と割合を覚えます。

割合は7の倍数なのだ
6、死亡率
年間死亡率「人口千対」
- 1947年:14.6%
- 1950年:10.9%
- 1955年:7.8%
- 1980年:6.2%
- 2000年:7.7%
- 2010年:9.5%
1).ポイント
覚える割合は「◯◯.◯%」
特徴ある過去のデータから推移を覚えます。
年間死亡率を覚えることで計算ができ、出題形式が「数字」でも「%」でも対応できます。「人口千対」なので注意が必要です。
人口千対は100分率ではなく1,000分率のことです。
例:人口1億2800万人で2010年の年間死亡率
128,000,000×9.5÷1,000=1,216,000
121.6万人
死亡率以外に主要別死因や部位別悪性新生物の死亡率を覚えます。
主要別死因の死亡率は男女それぞれの1〜5位の順位を覚えます。
部位別悪性新生物の死亡率は総数と男女それぞれ1〜5位の順位を覚えます。

年齢階級別の死因は余裕があれば覚えるのだ
7、出生率
出生率
1、合計特殊出生率「人口置換水準」
- 1人の女性が出産可能とされている15〜49歳までに産む赤ちゃんの数の平均のこと
- 人口を維持するために必要な合計特殊出生率は2.07〜2.08
2、年間出生率「人口千対」
- 1年間で出生している割合のこと
- 1947年:34.3%
- 1950年:28.1%
- 1955年:19.4%
- 1980年:13.6%
- 2000年:9.5%
- 2010年:8.5%
1).ポイント
覚える割合
- 合計特殊出生率は「◯.◯◯%」
- 年間出生率は「◯◯.◯%」
特徴ある過去のデータから推移を覚えます。
年間出生率を覚えることで計算ができ、出題形式が「数字」でも「%」でも対応できます。「人口千対」なので注意が必要です。
人口千対は100分率ではなく1,000分率のことです。
例:人口1億2800万人で2010年の年間出生率
128,000,000×8.5÷1,000=1,088,000
108.8万人
年齢階級別出生率も覚えておくと良いです。

年齢階級別出生率は1番「多い」「少ない」年齢階級を覚えるのだ
8、平均在院日数
平均在院日数
1、患者が病院に入院している平均の日数のこと
1).ポイント
病院の平均在院日数を覚えます。
病院の「全病床」「精神病床」「感染症病床」「結核病床」「療養病床」「一般病床」を覚えます。
同じような表や言葉があるため覚える資料に注意が必要です。
精神病床や療養病床は長期入院で日数が長く、一般病床や感染症病床は短期入院で日数が短いのが特徴です。

同じようなデータがあるのでしっかりと把握するのだ
9、有訴者率と通院者率
良く出題される内容
1、有訴者率:病気や怪我などの自覚症状がある人の割合
- 男性、女性どちらの訴えが多いか
- 1番訴えが多い年齢階級
- 1番訴えが少ない年齢階級
- 男性で1番訴えが多い症状
- 女性で1番訴えが多い症状
2、通院者率:病気や怪我などで通院している人の割合
- 男性、女性どちらの通院が多いか
- 1番通院が多い年齢階級
- 1番通院が少ない年齢階級
- 男性で1番多い通院傷病
- 女性で1番多い通院傷病
1).ポイント
良く出題されることを優先的に覚えます。
試験問題の選択肢の中に有訴者率と通院者率のデータを混ぜて出題される傾向があります。
データを混ぜても把握できるように覚えます。

引っ掛けで出題されやすいのだ

勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ