「血中濃度の測定が必要な薬剤」は看護師国家試験で比較的、出題されています。
薬剤の問題は基本的なことが出題されることが多いため、点数を取りやすいです。

1、過去の問題
過去の問題を見てみます。
過去問「必修」
血中濃度を確認する必要性が最も高い医薬品はどれか。
- アスピリン
- フロセミド
- テオフィリン
- インドメタシン
3.テオフィリン
過去問「一般」
成人患者の気管支喘息の治療で正しいのはどれか。
- テオフィリンの投与中は血中濃度の測定が必要である。
- 副腎皮質ステロイド薬吸入後の含嗽は必要ない。
- インフルエンザワクチン接種は禁忌である。
- 発作時にはβ遮断薬を内服する。
1.テオフィリンの投与中は血中濃度の測定が必要である。
過去問「状況設定」
Aさん(40歳、男性、会社員)は、うつ病と診断されていた。
最近、仕事がうまくいかず、大きなミスを起こし、会社に損失を与えたことから自分を責め不眠となり、体重が減少した。
ある朝、リビングの床で寝ているAさんを妻が発見し、大きな声で呼びかけたところ、Aさんは1度目を開けたが、すぐ目を閉じてしまった。
ごみ箱に、からになった薬の袋が大量に捨ててあり、机には遺書があった。
救急搬送後、意識が清明となり、身体的問題がないため精神科病院に入院となった。
入院後1か月、Aさんのうつ症状は改善を認めたが、同室患者とトラブルが続き、不眠や多弁傾向となった。
また焦燥感が強く落ち着いて食事ができなくなった。
そのため双極性障害と診断され、主治医から炭酸リチウムの内服の指示が出た。
Aさんは炭酸リチウムを服用して1週後、手の震え、嘔気が出現した。
Aさんの手の震え、嘔気の原因を判断するための検査で最も適切なのはどれか。
- 尿検査
- 髄液検査
- 頭部MRI検査
- 薬物血中濃度検査
4.薬物血中濃度検査
ポイントは特定薬剤治療管理料に出てくる薬剤が対象になっていることです。
2、特定薬剤治療管理料
特定薬剤治療管理料とは厚生労働大臣が定める患者に対して、薬物血中濃度を測定して計画的な治療管理を行った場合に算定できる管理料のことです。

医療機関は管理料としてお金を請求できるのだ
項目は次のようになります。
- 心疾患
- ジギタリス製剤を投与
- てんかん
- 抗てんかん剤を投与
- 臓器移植術を受けた患者であって臓器移植における拒否反応の抑制
- 免疫抑制剤を投与
- 気管支喘息、喘息性(様)気管支炎、慢性気管支炎、肺気腫又は未熟児無呼吸発作
- テオフィリン製剤を投与
- 不整脈
- 不整脈用剤を継続的に投与
- 統合失調症
- ハロペリドール製剤を投与
- ブロムペリドール製剤を投与
- 躁うつ病
- リチウム製剤を投与
- 躁うつ病又は躁病
- バルプロ酸ナトリウムを投与
- カルバマゼピンを投与
- ベーチェット病の患者であって活動性・難治性眼症状を有するもの又はその他の非感染性ぶどう膜炎、再生不良性貧血、赤芽球癆、尋常性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症、関節症性乾癬、全身型重症筋無力症、アトピー性皮膚炎、ネフローゼ症候群若しくは川崎病の急性期
- シクロスポリンを投与
- 全身型重症筋無力症、関節リウマチ、ループス腎炎、潰瘍性大腸炎又は間質性肺炎
- タクロリムス水和物を投与
- 若年性関節リウマチ、リウマチ熱又は慢性関節リウマチ
- サリチル酸系製剤を継続的に投与
- 悪性腫瘍
- メトトレキサートを投与
- 結節性硬化症
- エベロリムスを投与
- 入院中
- アミノ配糖体抗生物質、グリコペプチド系抗生物質又はトリアゾール系抗真菌剤を数日間以上投与
- 重症又は難治性真菌感染症又は造血幹細胞移植の患者
- トリアゾール系抗真菌剤を投与
- 慢性骨髄性白血病
- イマチニブを投与
- リンパ脈管筋腫症
- リンパ脈管筋腫症
- 腎細胞癌
- スニチニブを投与
- 片頭痛
- バルプロ酸ナトリウム
説明を簡略化しても量が多いため優先的に覚えることを絞ります。

マーカーを優先的に覚えるのだ
3、まとめ
- 心疾患
- ジギタリス製剤を投与
- てんかん
- 抗てんかん剤を投与
- 気管支喘息
- テオフィリン製剤を投与
- 躁うつ病
- リチウム製剤を投与

勉強お疲れ様なのだ
休憩も必要なのだ